F40の過去と未来その2

皆さんおはようございます。

F40が発表、発売されてから早くも20数年が経ちました。
プレスの発表が1987年、発売が1988年から。
当初創業40周年の記念として400台ほどの生産予定だったのが、あまりの人気に
最終的には1200台ほども造られたのは皆さんも知るところです。

作り方としてはわりと簡単なうえ、内装なども無いに等しい簡素な作りなので
フェラーリ社としては需要があれば作るという風に、方針を変えたのでしょう。
つまり作れば儲かるからです。

その上、当時はエンツオが亡くなった直後で(1988年の8月)
彼が最後に製作会議に参加したコンペテションモデルとして評価はうなぎのぼり、

当時ライバルのポルシェが、ポルシェらしいハイテクノロジーカーの959を
発表し、公表したのが最高速度315キロ、
エンツォはそれを上廻る、317キロを出せと言ったとか。

技術陣はそれを具現化するために、最高の素材(軽量化の目的で複合素材ケブラー)
最高の空力デザインなどを得意のF1からのテクノロジーを用い作り上げたわけです。

その設計思想は究極のスポーツカー。
例えて言えば、町乗り用の車では無く、そのまま自走でサーキットまで行き
シートベルトを4点に替えるくらいでそのままのタイヤ、ホイールでも
充分にサーキット走行をかなり高いレベルで楽しめる車、
そういうコンセプトです。

ですのでこの車は始めから一般のスポーツカー好きのドライバーを対象とした車では無く
かなりな高い運転スキルを持つ、レベルの高いドライバーの為に作られたということが判ります。

ところがそれを知ってか知らずか、特に日本においては
運転技術が未熟な、あるいは自分が運転が上手いと過信しているドライバーが
このF40を手に入れ、さそりに噛まれるように自分から事故をするという事が
多発しました。(自損事故)

そのパターンは大概 峠の道などでコーナリング中、
クリッピングポイントよりも早くアクセルを踏んでしまい
エンジンに過給がかかって急激にトルクが増し、リヤーのタイヤが
スリップ、あるいは空転するという現象です。

F40のように過給圧が高いターボエンジンは一旦ブースとが上がると
通常の車のようにアクセルを戻してもいわゆるエンジンブレーキは効きません。

ですのでコーナリング中で、後輪がスリップし始めると
アクセルを慌てて戻しても無駄、基本はカウンターステアを当てることですが
よほどの運転スキルがある人でない限り無理でしょう。

普通のドライバーなら慌ててブレーキを踏んでしまいます。
そうすると前輪にも余計な制動がかかり車はコントロールを完全に失うわけです。

あとは路肩の状況次第。ガードレールがあればそこにガチャンとぶつかるか
なければくるりと一回りするかです。

おおよそ日本に存在するF40の3台に一台は多かれ少なかれ事故を起こしていると
言われます。
その有無は前後のカウルを開ければ判ります。
ケブラーは修復が難しいのです。
ちなみに今回のF40は完璧に無事故です。

話は飛びますが、当社在庫のF40のリペアについてお話します。
この車は1989年製造です。ということは今年まで24年間の月日が経っていると

どんな高性能、あるいは高級な仕立ての車でも20年も経てば
くたびれてきます。
ウエブにこの車の 10,000キロしか走行がないものとか出ていますが
ならば、それを買った人が全開で走れるのか?
あるいはタービンがフルに回るのか? という話です。
ターボカーは定期的に走らせないとタービンが固くなり過給が上がらなくなります。
足回りのブッシュもゴムなどが硬化してきます。

ですので、今回私はこの車をキャステルが常日頃行っているレストアのように
仕上げようと考えました。

つまり見てくれ、性能、それらが高いレベルでマッチしている車です。
何をどうするかは企業秘密ですが是非その完成したF40をご覧ください。

必ず皆さんの納得のいくレベルと思います。
完成予定は10月の半ば頃です。

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