営業とは即ち人を売る事。

皆さんおはようございます。

誰にでも仕事を覚えるのに必死な時はあったはず。
もしそれが無く生きてきたのなら、
その人はきっと大きな成功はしていなかったでしょう。
つまり始まりが肝心ということです。

私の場合、シーサイドモーターに入社して8ヶ月が過ぎ
ようやく、そのチャンスが巡ってきました。
けれど営業と言う仕事、結果が全てです。
極端に言えば、毎日外でぶらぶらしていても、
決められたノルマ以上の売り上げがあれば誰も文句は言わない。
そう言う仕事です。
勿論そう簡単に高額な車が売れるはずもなく、
知り合いのツテを頼って数台売っても直ぐに頭打ちになります。
保険の仕事と同じです。
やはり人間一人の交友範囲には限界があるから。

私はサラリーマンの子供で知り合いに金持ちなど居るはずもなく
始めからコツコツ地味な努力をしようと決めておりました。
そうでなくても、ショールームにはランボルや、フェラーリなど
今まで見たことも無い車が並んでいます。
私は毎日せっせと、それらの掃除とワックスがけを始めました。
そうすることで、より深く内容が判るのではと思ったから。

私以外の営業はみんなデスクにふんぞり返って煙草を吸っています。
毎日、毎日掃除に明け暮れていると、そのうち先輩の営業が納車の時に
後ろから社用車で付いて来いと、、、(ホンダのシビック)
つまり帰りの足の運転手なのですが、
私には外に出てスポーツカーが走る姿が見れる絶好のチャンスでした。

ある時、マセラーティのボーラと言う車を、
横浜の元町のお客に届けるから付いてこいと言われました。
濃いグリーンのその車は後ろから見ると、まるで爬虫類さながら。
デザイナーはかの有名なジウジアーロです。
それを眼で追いながら、いつかは俺も運転してみたい
本気で思いました。
maserati_bora_1.jpg
maserati_bora_2.jpg
maserati_bora_3.jpg


1月からショールームに配属され、相変わらず電話番、車の掃除、ワックスがけ
それらをこなしていた私に転機が訪れました。 半年くらいたった頃です。
その頃、日曜日もショールームは開けていて、
皆、出るのを嫌がるので殆ど私が出ておりました。
お昼時でした、入り口に当時のフェアレディ240ZGが なにげに停まりました。
あまり綺麗には乗ってない様子  結構汚れていたから。
私が見ていると、ドライバーが降りてきます。
そのまま玄関のガラスドアーを開けて一人で入ってきたのは、まだ若い学生風の男
私の想像していた ここの会社のお客のイメージとは違うな、
そう思いましたが、冷やかしと思っても対応するのが営業の基本です。
「いらっしゃいませ、こんにちは」
私は声をかけました。
すると少し気弱そうな彼は、丁度その時ショールームの中に置いていた
ランボルギーニのウラッコを眺めています。勿論新車です。
ボディの色は明るいグリーンのメタリック
「これは幾らですか?」
と初めて口を開きました。
「ええと、大体1000万くらいです」と私。
今の貨幣価値で言えば、3000万くらいになります。
「分かりました、これ買います」
私はあっけにとられましたが、本気なの? ほんまに買えるのか?
普通そう思いますよね。

後で知りましたが、彼は相模原にある北里大学と言う名門病院のインターン
つまり医者の卵
実家は滋賀県の総合病院。
次の日曜日に彼は父親を連れて再び訪れ契約書にサインしました。
これが私が生まれて初めてイタリヤのランボルギーニを売った第一号になりました。

私は「人は見た目で判断してはいけない」 そう学びました。
半面、詐欺師は人当たり良く、格好も、それなりの物を着ます。
なので、「その人の内面を見極める」 これが大事です。
例えばちょっとしたことでクレームをつける。
支払いを渋る、値切る、
気にいらないことがあると直ぐに弁護士を立てるとか、、、
幸い、キャステルのお客様は全員良い方ばかりです。
私はシーサイド時代にかなり沢山の事を学びましたので
今はどんなことがあっても対処できますが。

それでも人生は死ぬまで「学び」です。




プロフィール

Castelauto

Author:Castelauto
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク