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ミウラが遙々ベルギーからやって来た。

皆さんおはようございます。

私的に、「ミウラは今世紀最高のスポーツカー」
「何処が?」と言われると、何から何までとしか言いようがありません。
その手強さも人一倍。
おそらく本格的なレストアで、
他の70年代のフェラーリ、ランボルギーニ等と比べて一番手間が掛かる車です。

現在、3台のミウラの本格的なレストアを手がけておりますが、
その作業の困難さは、プロの私でさえも本当に頭が下がります。
特に板金作業に於いては、
今時のパネル交換で「俺は板金屋」とほざく連中に、
一連の作業画像を見せたら、ビビって「俺には出来ない」と即答するでしょう。

1970年頃に作られた、このミウラというモンスターは本当に手作りの塊。
しかも耐久性など欠けらも考えていなくて、そこら中、サビだらけ。
しかも前後のカウルが大きく開くので(そこがアピールポイントでもあるけど)
中のフレームや構造物が丸見え。
通常のモノコックボディの2倍の手間がかかります。
だから並の板金屋には手が出せない。
仮にお客様が「時間掛かっても良いよ」等と言おうものなら10年は放置されます。
最近、私は東京で寝ていたミウラを買いましたが、
それも8年前にレストアをスタートして、
取りあえずエンジンだけは組み立てたけど他はそのまま。
オーナーがいい加減待つのに嫌気がさして売りに出していました。

さて、「キャステルでミウラを販売する」その意味意義は?
1970年代を象徴する人類の英知と言って良い歴史遺産に筆答する名車
「これを50年後、100年後の人類に伝える」
これが目的。
もう一つはこれを持てる「幸せなオーナー」に
「この車の最大の魅力でもあるメチャ感動するその走り」
それを100%味わって貰うためのフル整備、フルレストアを行うこと。
これが課せられた使命です。

なので、高額ではあるけれど(2億+TAX)
「田畑を売ってでも欲しい」
そういう「男気」のある人を待っています。
現物は横浜に来れば、貴方の目の前にあります。
迷うことなくお越し下さい。
理由は、毎年10%以上の値上がりを続けているからです。
その対価は、「誰が見てもアっと驚く美しいミウラ」をお届けします。

2022年1月14日 
イタリアのミラノ、マルペンサ空港からエアーカーゴで成田空港に到着した。
ベルギーからはスイスアルプスを超えてトラック輸送
航空運賃は 230万 船だと55万

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無事にキャステルのガレージに収まった。
ローダーから降ろす時、エンジンは一発始動
ベルギーでのメンテナンスが良かった事を実感した。

miura 2022 jan-3

次の日の朝、
いつもの山手の散歩ドライブコースに連れ出す。
エンジンは絶好調だ。

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来た時は、普通にエアクリーナーが付いている。

miura 2022 jan-10
けれど、直ぐファンネルにした。
理由は、ズバリ見た目(笑) 
そして暑い夏の高温によるバックファイアで火が付くのを防ぐため。

「オイルクーラーが付いているのが分かる?」
ここまでこだわったミウラを始めて見た。
確かに夏場は効果があるだろう。
エンジンは一度バラしてバランス取る等を施されている。
なので他と比べてもメチャ軽く廻る。

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内装は新車の時からのオリジナル
走行45,000キロも履歴通りの実走だ。

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これからフロントの足回り、フレームなど全部やる。
この車は原寸台のプラモデルと同じだから見て楽しめる。
だから面白い。

miura 2022 jan-11

最近、「キャステルは敷居が高い」とか言われるけど
その先入観に意味は無い。
気軽にアポを取って訪ねてくれ。

045-663-4660 まで。





プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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