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麒麟も老いては駄馬に劣る

皆さん おはようございます。

ご存じの様に当社で扱う車達の殆どが
1970~1980年の「歳を重ねた馬なり闘牛達」
その意味は、
生まれた頃は時代の最先端を行く「スーパーな車」
市販車では4気筒であったり、せいぜい6気筒の時代
その倍数の12気筒のエンジンを積んで見せた。

ところが、そこから時代は矢の様な速さで進み、
自動車レースの最高峰 「F1」でさえ
電気モーターとガソリンエンジンとのハイブリッド。
なので当然、市販車にもその波は押し寄せ、
ベンツなど20年後には全ての販売車両を「電気自動車」に替えてしまうという。

確かに普段の脚乗りの車ならそれでも良いだろう。
環境を優先するべきなのも分かる。
しかし極少数しか無い「趣味車」はどうなの?
ガソリンエンジンで、しかもキャブレターで動く?
時代遅れも甚だしい。
でも、そんなエンジンを始動すれば、
マフラーから黒煙と共にピストンが動きエンジン全体にチカラがみなぎり
3000回転位から動物の様な咆哮を出す。

「これが電気自動車ならどうなの?」
アクセルを踏めば電気モーターにバッテリーからの電圧が送り込まれ
「モーターが唸るのか?」
私は考えるだけで鳥肌が立つ。(気持ち悪さで)

つまり1951年生まれの私などは時代の流れに着いて行けないのだ。
何とかスマホは使っているが。
だから一生、電気自動車には乗らないと決めている。
そして仮にガソリンが(1L=1000円)でも入れて走る。
それが私自身の車との付き合いの「狭義」だ。

是非、皆さんにも
まだ大きな顔をしてスタンドでガソリンを入れられる間に
ガソリンで動くスポーツカー、 
しかも
インジェクションでは無くキャブレターエンジンの魅力を味わって頂きたい。
「百聞は一見にしかず」と言うが、「乗れば直ぐに違いが分かる」
幸い当社はキャブレターエンジンのスポーツカーが殆どを占める。

是非、横浜に「実体験」をしに来てくれ。

当社の専門技術「レストア」
日本で最高のレベルとキャリアを誇るのは言うまでも無いが、
つい最近、その内の1台が完成した。
それは「Lambodgihini Countach LP400」
真面目にやると時間が嵩むのは仕方ないことだが、
今回も3年程の時間が必要となった。

その中には電気配線の全リニューアル、
オートドアー開閉システムなど、やれる事を全て施した。
確かに自画自賛するわけでは無いが、完成度は100%になった。
世界中どのコンクールに出しても賞を獲れるレベル。
もし、自分の車も「新車以上」にしたいのなら相談に来てくれ。

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完成した車両を私がテストドライブするのはお決まりの約束。
日本の1号車から20台上のLP400を走らせて来た私がOKを出すのが必要条件だ。
エンジンの慣らしも含めると、300キロ以上になることも有る。

それは単純に楽しい仕事では無い。
何故ならお客様満足と私自身の自負心を全てクリアーしないと
終了の判を押せないからだ。
それも世界最高レベルで。

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2022年2月1日 横浜にて。

現在、ミウラ4台、
新たなカウンタックLP400 1台、ディノ3台をフルレストア中。
私が80歳になるまで、あと何台レストア出来るか時間との競争だ。

キャステルオート 社長
鞍 和彦



プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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