512BB 1978年 新車の記憶
皆さん、おはようございます。
当社の販売するビンテージフェラーリで1番人気はディノ。
2番目がこの512BB,365BBです。 ちなみに3番目はディトナです。
当時私が在籍していたシーサイドモーターには、1975年に新車の365BBが入り
その後、1978年ころに512BBの新車が日本に上陸しました。
1978年と言えば、やっとコーンズが正式にフェラーリと契約を結び
ディーラー権を取った頃ですが、実際コーンズではお客もおらず、
ほんの数台の車両しか扱っていない頃でした。
その点、シーサイドはランボルギーニとマセラーティの代理店であるという
2枚看板を持ち、さらにフェラーリは並行輸入でイタリアのディーラーから
いくらでも金さえ出せば買える時代でしたので、
顧客層の厚さといい、他では真似のできない販売力を持っていたわけです。
そういうわけで、512BBの新車も当時5~6台入れた記憶があります。
今日紹介する512BBもその内の1台ですが、珍しいブルーセーラという色です。
この写真は1978年当時のネガをデジタルで変換したのですが、
画像の鮮度がいまいちなのは仕方ありません。

この撮影場所はシーサイドがあった場所からほど近い三ツ沢公園という
桜の名所です。
そのころよく撮影場所として使いました。
この真横からのショットを見ると、いかにフェラーリが空力に力をいれて
この車をデザインしたのかがよく判ります。
それと同時にそのころから始まった高性能ミッドシップの
フェラーリの答えがここに現れていると思います。
ランボルギーニはLP400の次のモデルとして、LP400Sを出した頃でした。

512BBは365BBから数か所の改良を受け、より進化型の最高級
スポーツカーの位置を固めるために生まれたモデルです。
リヤーのエンジンカウルには365BBでは見られなかった
多くのエンジンからの熱気を逃がすスリッットが入れられています。

リヤーフェンダーはリヤーホイールのワイド化に伴って(7、5Jから9Jへ)フレアーが
広げられ、同時にブレーキの冷却用にNACAダクトと呼ばれるインテークが
設けられました。

すでにトップセールスになっていた私はこの512BBも新車で5~6台ほど
販売しました。
流しの写真を撮っているときに私のロンゲの頭が少し見えます。

今思えば、この1978年から現在の2012年まで
いみじくも34年もの時間が経っています。
そして今日も、キャステルの在庫の512BBを仕上げている自分が此処にいることに
不思議な感動を覚えます。
つまり赤子で生まれた女の子?を32年の時間を経て
再び生まれた時の新鮮さに戻そうとする私がいることに感動を覚えるのです。
車は再生出来るけれど、人間は老いていくのみ。
当時27歳だった私は今年で61歳になります。
私が扱う車の美に、人一倍拘るのは自分の過ごしてきた時間を
少しでも取り戻し、再び美しい、新鮮な時の相手に出会いたい
自分自身のせめて気持ちは当時にリセットしたい(髪の毛が少なくなるのは防ぎようがない)
その気持ちの表れであろうと思います。
ですので美しく再現された(レストアされた)ディノであれ、ミウラであれ
見ると、なんとも言えない感動と、喜びを覚えます。
車は機械では無く、生き物です。
それが証拠に動きます。その時、その時の感情も表します。
あ、今日はエンジン調子がいいな、今日は機嫌が悪いのか、、、等
だからビンテージは面白い、そう私は断言します。


右が365BBです。512がフルグリル、365が両脇をカットしているのに
注目してください。 これは指向地向けの違いです。


そして現在、私の思い入れが沢山詰まった512BBが 在庫としてあります。
是非ご覧いただきたいです。


お問い合わせは 045-663-4660 しのもとまで。
当社の販売するビンテージフェラーリで1番人気はディノ。
2番目がこの512BB,365BBです。 ちなみに3番目はディトナです。
当時私が在籍していたシーサイドモーターには、1975年に新車の365BBが入り
その後、1978年ころに512BBの新車が日本に上陸しました。
1978年と言えば、やっとコーンズが正式にフェラーリと契約を結び
ディーラー権を取った頃ですが、実際コーンズではお客もおらず、
ほんの数台の車両しか扱っていない頃でした。
その点、シーサイドはランボルギーニとマセラーティの代理店であるという
2枚看板を持ち、さらにフェラーリは並行輸入でイタリアのディーラーから
いくらでも金さえ出せば買える時代でしたので、
顧客層の厚さといい、他では真似のできない販売力を持っていたわけです。
そういうわけで、512BBの新車も当時5~6台入れた記憶があります。
今日紹介する512BBもその内の1台ですが、珍しいブルーセーラという色です。
この写真は1978年当時のネガをデジタルで変換したのですが、
画像の鮮度がいまいちなのは仕方ありません。

この撮影場所はシーサイドがあった場所からほど近い三ツ沢公園という
桜の名所です。
そのころよく撮影場所として使いました。
この真横からのショットを見ると、いかにフェラーリが空力に力をいれて
この車をデザインしたのかがよく判ります。
それと同時にそのころから始まった高性能ミッドシップの
フェラーリの答えがここに現れていると思います。
ランボルギーニはLP400の次のモデルとして、LP400Sを出した頃でした。

512BBは365BBから数か所の改良を受け、より進化型の最高級
スポーツカーの位置を固めるために生まれたモデルです。
リヤーのエンジンカウルには365BBでは見られなかった
多くのエンジンからの熱気を逃がすスリッットが入れられています。

リヤーフェンダーはリヤーホイールのワイド化に伴って(7、5Jから9Jへ)フレアーが
広げられ、同時にブレーキの冷却用にNACAダクトと呼ばれるインテークが
設けられました。

すでにトップセールスになっていた私はこの512BBも新車で5~6台ほど
販売しました。
流しの写真を撮っているときに私のロンゲの頭が少し見えます。

今思えば、この1978年から現在の2012年まで
いみじくも34年もの時間が経っています。
そして今日も、キャステルの在庫の512BBを仕上げている自分が此処にいることに
不思議な感動を覚えます。
つまり赤子で生まれた女の子?を32年の時間を経て
再び生まれた時の新鮮さに戻そうとする私がいることに感動を覚えるのです。
車は再生出来るけれど、人間は老いていくのみ。
当時27歳だった私は今年で61歳になります。
私が扱う車の美に、人一倍拘るのは自分の過ごしてきた時間を
少しでも取り戻し、再び美しい、新鮮な時の相手に出会いたい
自分自身のせめて気持ちは当時にリセットしたい(髪の毛が少なくなるのは防ぎようがない)
その気持ちの表れであろうと思います。
ですので美しく再現された(レストアされた)ディノであれ、ミウラであれ
見ると、なんとも言えない感動と、喜びを覚えます。
車は機械では無く、生き物です。
それが証拠に動きます。その時、その時の感情も表します。
あ、今日はエンジン調子がいいな、今日は機嫌が悪いのか、、、等
だからビンテージは面白い、そう私は断言します。


右が365BBです。512がフルグリル、365が両脇をカットしているのに
注目してください。 これは指向地向けの違いです。


そして現在、私の思い入れが沢山詰まった512BBが 在庫としてあります。
是非ご覧いただきたいです。


お問い合わせは 045-663-4660 しのもとまで。