皆さん おはようございます。
まだ日本にスポーツカーと言うジャンルが根付いて無い頃、
それでも一部の愛好者の中では、
日産のフェアレディZ、スカイラインのGTR(箱スカ)
トヨタでは、S800、 2000GT(その頃も高値の花)
ホンダは、S600、S800 など
それなりのラインアップが揃っておりました。
勿論、私も子供の頃から「車大好き少年」
毎年、東京の「晴海の国際展示場」で開催されていた
モーターショーには必ず行くほどでした。
一緒に行った友人が、
私がトヨタ2000GTを飽きずに30分も眺めていた為、呆れて先に帰った
という笑い話も残っています。(私が中学生の頃)
そのころ外車のスポーツカーと言えば、
1,ポルシェ
2,ロータス
3,アストンマーチン
イタリア車は、せいぜいアルファロメオ。
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラーティなど遠い雲の上の車。
街中で見ることは、まず不可能でした。
なので、この私でさえも初めての会社を探す時、
外車ならアメ車のフォードかな?
メルセデスベンツは敷居が高そうだし、などと思ったものでした。(1974年の春頃)
正直、バイトに明け暮れ、
アパートに帰って敷きっぱなしの布団に寝転がり、
「カーグラフィック」を眺めていた時も、
「横浜のシーサイドモーター?」聞いたこともない会社。
しかも扱う車種が、ランボルギーニ、マセラティ?(当時正規代理店を取ったばかり)
そんな車が日本に在るのかと。
半信半疑で電話をかけて、面接希望を伝えると、
「明日にでも来いよ」との答え。
どうせ受からなくてもいいかと、いつものジーパン姿で行くと、
当時住んでいた中央線の西荻窪から電車を乗り継ぎ、
1時間半くらいかけて、
ようやく仮営業所のあった1号国道沿いの事務所兼、倉庫にたどり着きました。
丁度その頃、
立派な新社屋の10階建てのビルを建設中だったのです。
事務所前の狭いガレージには3台位のスポーツカーが置いてありました。
確かポルシェの911RSとランボルギーニのヤラマ、マセラーティのギブリ
始めてみる「本物のヨーロッパ製のスポーツカー」
勿論ビックリ、と同時に、
「この会社に入れたら毎日これを眺めていられるのか?」
まるで好奇心満々の少年状態。
それが、その後の「スーパーカー」と呼ばれる車達との最初の出会いでした。
最も驚いたのが、「ランボルギーニのヤラマ」
そのエンジンフードを開けて、気難しそうなオジサンが(あとで仲良くなった名人と呼ばれた阿部さん)
触っている12気筒もある巨大なエンジン。
それまで見たことがあるのは6気筒どまり。
自分のトヨタ セリカは4気筒
比べたら12気筒エンジンは、本当にスゲーと思いました。
その後、数年後には皆さんご存じの「スーパーカーブーム」が
日本全国の社会現象にまでなります。
その頃の事はまた別の機会に書きます。
今回お知らせするのは、
BS・TBSテレビ「X年後の関係者たち」の番組告知。
サーキットの狼の原作者である池澤さん、
そして私を含んだ4人のゲストとMCのカズレーザーが
「スーパーカーブーム」について語り合います。
放映日時は、4月12日(火)夜11時~約1時間番組になります。
良かったらご覧ください。
収録当日、千葉県の潮来近くにある、
「サーキットの狼 ミュージアム」まで黄色のミウラで自走しました。
そのシーンも出てきます。
X年後の関係者たち のリンクはこちらです。予告編



