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今買うべき車

皆さん こんにちは。

最近特に、お金の価値が下がっている様な気がします。
勿論、物価が変動しインフレに進むことが常態化し、
それに追い打ちをかける様に、「モノ」は増え続ける。

大きな電鉄のターミナルは、
まるで駅では無く、
商品を売る為に電車が停まるホームを隣接したかの様。
つまり主体は個人ではなく、モノを作る側とモノを売る側の2極化。
そこに普通の人間が快適性や癒やしを求めても、
「それらをお金に換算して幾らの価値があるのか?」と問われる非情な世界。

かと言って、
私の立場上、「ディノが2倍に値上がったから売りたく無い」とは言えない。
5人のスタッフを抱え、それぞれに家族もいる。
また私自身も48年間、同じ仕事を続けてきたプライドがある。
つまり今の時代、時代の流れに付いていける側か、
否応なしに流される側かのどちらかだ。

もっと単純に言えば、旧態然として意固地に続ければ、
社会から必要と見なされなくなり廃業に追い込まれる。
近所にあった豆腐屋しかり酒屋もしかり。
つまり社会全体に、「優しさを認める寛容性が無くなっている」
だから生き方も「即物的」になり、
「金さえ有れば他はどうでも良い」という
「拝金主義」に陥る。
しかも情報過多の世の中では、
若い連中も将来に希望を持つ事は、ほぼ不可能。
それを悟ってか、若い男子はいじけ、
10代のオネーチャンは「今だけ楽しければ良い」とギャル化し遊び呆ける。

このブログを見て頂いてる方々は
大体、平均50歳位。
息子、娘は 20歳少し
彼等、彼女と親交ある付き合い方をしているなら「ほぼ奇跡」だ。
なぜなら、この数十年で日本社会も「価値観が激変したから」
だから今更「オヤジの主権?」を振りかざしても始まらない。
「今後?」
もっと酷くなるだろう。
我々はそういう時代に生きている。

さて、そんな時代だからこそ
普遍的価値のあるモノはますます評価が高くなる。
有名画家の描いた絵画とか、再生産できない車とか。

その代表格は60~70年代のフェラーリだが、
今日はもっと身近に買える車を紹介する。
けれど、そのヒストリーは60年代のモノと比べても
けして見劣りせず、むしろモダンフェラーリの先駆けとなったモデルだ。

つまりそれまで延々とフロントエンジンに拘り、
「V型12気筒にあらずんば、フェラーリのフラッグシップでは無い」
と宣言していたフェラーリ社が、
「ランボルギーニミウラ」というとてつもない「怪物」の出現で、
さすがの「エンツォ」も時代の流れを悟ったのだろう。
最後、フラッグシップ 365BTB4 デイトナの次のニューモデルとして
完璧に新しいコンセプトを与えて作ろうとしたのが
今回紹介する 
「365GT/4 ベルリネッタボクサー」
時はデイトナの最終生産に合わせて1969年頃から試作車を作り、
デビューしたのは1973年
その後1976年迄、数回のマイナーチェンジを経て387台が生産された。

幸い私は、この車の日本上陸1号車から出会うチャンスに恵まれ、
その後30台以上を手がけてかなり造詣が深い。
一言でいうと、前身のデイトナをフルチェンジし、
空力からデザイン、屋内のレイアウト、エンジンの駆動方式など全てを刷新した。
しかし変わらぬコンセプトは、
「世界一の王座を渡すまいとするフェラーリの本気モード満載のスポーツカー」

はじめに言っておくが、この後のモデル
512キャブ、512インジェクションとは、似て非なる車
それを勘違いしない様に。
この車のベストなコンデションを維持するには相応の覚悟がいるが、
それに見合うご褒美が与えられると断言しよう。

見ての通りフルレストア

365BB 2022 may-16
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Ferrari 365 BB 1974 25,000km (since total restoration) (8)
Ferrari 365 BB 1974 25,000km (since total restoration) (7)
Ferrari 365 BB 1974 25,000km (since total restoration) (6)
Ferrari 365 BB 1974 25,000km (since total restoration) (15)

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365BB 2022 may-21
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この車が1975年1月、前年の暮れに日本に到着した時、
下の様に、こぞって特集を組み、ロードインプレッションをした。

365BB 1975-1 (2)
365BB 1975-2 (2)

BB 1

BB 2

BB 3

BB 4


問い合わせは
045-663-4660
フロント しのもとまで。




プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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