皆さん おはようございます。
車は外から眺めているだけでは実際何にも分からない。
私は長い車屋人生でイタリア車をはじめ、
イギリス車、ドイツ車、フランス車、アメリカ車と
多数の国の多数の車を走らせて来ました。
今の様に殆どの車がコンピューター制御になり、
それぞれの国ごとの「個性」が消えていく時代。
それはグローバル化とは言わず、「ノンオリジナルティ」だと思います。
例えば、助手席に目隠しをされて乗り込み、
「現代のベンツとBMWの違いを言い当てられるか?」という話。
その点、1970年代は、それぞれの国の個性、各メーカーの個性が
ハッキリと表れていた時代、そう思います。
私がその時代に拘るのも、
単純に一人の「車好き」として個性を面白く感じるからです。
私の趣味であり、仕事でもある「スポーツカーは何が一番か?」
よくその質問を受けます。
ここでは、車体のデザインには目をつぶり、走りの「体感」でお話をします。
その評価の順は、
1,アクセルにダイレクトに反応して加速が始まる事
2,その時のエンジンの回り方が、「シャープな事」
3,エンジンの回転数を立ち上がり、中間期、高回転時と分けた時、
特に中間時期(3000~3500回転)からのエンジンのトルクの伸び
また馬力の上昇カーブが、確実に増える事
4,安心して、そのエンジンメーカーで指示されたレッドゾーンまで気持ちよく吹け上がる事。
ところが外からのスタイルや雰囲気に比例せず、
走らせると「期待外れ」の感想を持つ「スポーツカー」が意外と多い。
私の独断と偏見で言わせてもらうと、
1,ジャガー Eタイプなど
2,マセラーティ全般、特にボーラ、メラック
3,ランボルギーニ エスパーダ、ヤラマなど初期モデル
それとカウンタックシリーズ全部
唯一例外は ミウラだけ。
となる。
私は生粋の「スポーツカー好き」であればある程、
乗って走らせたら興奮してアドレナリンがビュンビュン出る、
そんな車が大好きだし、自身の商売でもそんな車をお客様に提供したいと思う。
「ではフェラーリはどうか?」
一部を除いては、まぁまぁ合格。
さすがエンツォが率いたメーカだけのことはある。
しかし一番のネックは、「値段が高い」
私は「車好き=金持ち」だなんて思っていない。
だから出来るだけ、「バリューフォーマネー」
これを心がけてお客さんに勧めたい。
その筆頭が今日紹介する「デトマソ・パンテーラ」だ。
新興宗教は、「黙って座ればピタリと悩みを当てる」と言われるが、
このパンテラは、「黙って乗ればその加速に眼が眩む」
だから速い車が嫌いなら来なくて良い。
反対に速い車が好きで、尚且つリーズナブル、デザインも良し子
それならパンテラしかない。
「百聞は一見に如かず」と言うだろ?
黙って乗りに来てくれ。
アポは 045-663-4660
フロント しのもとまで。
月曜日~金曜日10時~15時迄受付
費用は無し
お布施で、美味しいお煎餅を持参してくれ。




