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モントレィの憂鬱

皆さん おはようございます。
水曜日に成田に戻りました。

表題の憂鬱とは、毎年年を重ねるごとに、
殆ど全体のイベントが商業主義、すなわち もうけ主義に走り
入場料を値上げすることしか考えてないような姿勢が
あまりに露骨に見えるようになってきたからです。

値上げすること自体は何かしらの理由があるわけですが、
イベントの中身は全く変わらず、エントリーフィーのみを高くするのは
1年に一度のイベントといえ、腹が立ちます。 

ラグナセカの3日間通しで 150$はまだOKですが、
コンクールイタリアーナの150$
RMオークションの 見るだけで50$ ビッダーの登録をするには
300$となると、呆れて払う気にもなりません。
つい2年前までは30$で下見は勿論、オークションの会場にも
自由に入場でき、セリ自体にもっと活気がありました。
これがいかにもアメリカという雰囲気でしたが、
現在は会場に入れるのは、セリに参加する金持ちだけで結構、
見たいなら300$を払え、
といういわば差別です。

これでは特に若い人は育ちません。
まるで今、もうけさえすれば後のことなどどうでも良い というのと同じです。
今までは安い金額でオークションに出る車を見学し、
実際のセリの場ではその雰囲気を味わう事で、将来の予備軍になることが
若い人でも出来たのです。

これが何を意味するかというと、さすがの大国 アメリカも
余裕が無い時代に来ている ということです。
自由、平等の国であるべきはずが、
持つ者、持たない者、つまり金持ちと貧乏人に仕分けし
平等では無く、不平等にお金で差別する、
そんな時代になったということです。

最近ビンテージの相場が異様に上昇し、相場自体が異常だと私は常ずね
述べておりましたが、
今年もさらに上昇し、15年前の平均と比べて約3倍に値上がっています。
つまり15年前は 2000万だったミウラが今年は6000万になっている
そういうことです。

仕入れて販売する私にとっても、これはけして歓迎できることではありません。
例を言えば、ディノのGTSが異常に値上がりし、
2.3年前までは20万ドルくらいでしたのに、(それでも高いが)
最近は 30万ドルになろうとしています。
これでは毎月貯金をしながら、車を買うための資金をためている人に
とっては追いつくはずがありません。

そこで思い起こすのが1980年代の最後に生じたバブルです。
あの頃、エンツオが亡くなったことも重なり、
フェラーリと名が付けばなんでもかんでも高くなりました。
皆さんも記憶にあるように、F40が定価3500万が1億でも売れた時代です。
唯の512BBが5000万と言われた記憶があります。
それは3~4年後にはバブルの消滅と同時に下がりました。
今回もあと数年はこのまま高値で行くかもしれませんが、
是非元の時代の価格に戻って欲しいと私は個人的に思います。

なぜならビンテージカーは、趣味人のものであるべきであって、投機の対象には
してほしくないからです。

私は単純にビンテージのスポーツカーが大好きで
今までこれらの車の販売に携わってきましたが、
けして必要以上の金儲けの手段、対象には考えたことが無いと
ここにはっきりと宣言をしておきます。

明日から画像を掲載します。




プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで1974年伝説のシーサイドモーターに入社。
46年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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