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久しぶりのヨーロッパ

皆さん おはようございます。

以前、私は年間5回は海外ツアーに出ておりました。
目的は買い付け、現地のオークション視察、車屋周りなど。
毎回、豊富な結果が得られる訳ではありませんでしたが、
元々が欧州、イタリアなどで作られた車を扱う仕事ですので、
それらが作られた国を訪れるのはルーツを探る事と同意です。

いつも面白いなと思うのは、
ヨーロッパは多数の国々で構成されておりますが、
それぞれ言語も違えば街の雰囲気もガラリと変わる。

例えばドイツ。
この国は欧州の中では一番の経済大国ですが、
そのせいか衣食住が高いレベルで安定しており
特に住まいの部分では都市部に限らず、
郊外の田舎町でも非常に清潔な住居があり整っています。
隣国のスイスも同等です。

ところが、いざイタリアの国に入ると雰囲気は一転します。
一言で言えば、「古くて汚い」
私は以前、
スイスのズーリックからミラノに向けて、よく電車で移動しました。
スイスでは車窓から沢山の湖が見え、遠くにはアルプスがそびえ立つ。
まるで絵画の一部をライブでみている様。

街の家々には、
窓辺に沢山の美しい花が飾られ、見る者を楽しませます。
ところが我々がイメージする「芸術の国」イタリアは、
電車がスイスとの国境、ボルザーノを過ぎると風景が一変します。
一言で言えば、「荒れた風景」

農家の納屋はくたびれて壁土が崩れ、そのまま放置。
到着する駅もなんとなく汚い。
それが終点のミラノ中央駅まで続きます。

さすがに最近は改善された様ですが、
少し前までは列車の「トイレ」
これが1等の列車であれ2等であれ、(私は必ず1等を選ぶ)
全部地上が見える「ポットンスタイル」

イタリアの電車に乗ると、
線路にずっと続く「白い花」の様な物が不思議でしたが、
それがズバリ、「トイレットペーパー」
「駅に停車中はトイレを使うな」の意味が分かりました。
そんな国が何故、「究極美のフェラーリ」を作れるのか不思議です。
ちなみに私は、フェラ-リのお膝元である「マラネロ」にも
何度も足を運びましたが、彼の地も相当田舎です。

それはさておき、今回訪れたのはドイツ。
まず泊まったのは小さな街の小さなホテル。

kazu euro 2023 may-9

「1泊45ユーロ」の安い宿だが、部屋はとても清潔で綺麗。
今回の買い物はフェラーリだったが、その紹介は次回。

翌日はミュンヘン郊外で行われていた「モーターショー」に出向いた。
幕張メッセみたいな場所で、古い車中心に置かれていた。

特に眼を引く車は無かったが、
たまたまランボルギーニのブースで紹介されたのが
「Fabio Lamborghini」さん。
この人は創業者、フェルッチオさんの「従兄弟」
歳は私より5歳上だったが、
いかにもイタリアの「伊達男」風のオヤジだった。

kazu euro 2023 may-1

私が日本のランボル総代理店にいた頃の話から
盛り上がり仲良くなった。
「今度日本を訪れる際にキャステルに行くよ」と言われた。

kazu euro 2023 may-7

仕事が終わったので予備日を観光に充てた。
ここは南ドイツとスイスの間を湖で挟む保養地。
綺麗な場所だった。

kazu euro 2023 may-15
kazu euro 2023 may-16
kazu euro 2023 may-17
kazu euro 2023 may-18
kazu euro 2023 may-19

現在、アウトバーンでは殆どが「130キロ」の最高速度を上限とされている。
昔の様な速度無制限は無くなった。

kazu euro 2023 may-14

珍しく、ウラッコが前を走っていた。
当社も、赤の8000キロしか走っていないウラッコを買ったよ。
7月にはローマから横浜に来る。

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プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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