皆さん おはようございます。
今日は私の大好きな「ミウラ」のご紹介です。
この車はとてもユニークなヒストリーを持っています。
勿論、工場デリバリーのオリジナルで
僅か14台しか作られていない「右ハンドル」のミウラ。
イタリアのメーカーも、イギリスの意向を無視する事は出来ず、
フェラーリも然り、ランボも極少数ですが右ハンドルを作りました。
今回のモデルは「P400」
現在まで数回のレストアを受けてきて、
その中で「完全なSV」にアップグレードが施されました。
プロの私が見てもかなりの出来です。
リヤーのコンビネーションランプが「フィアット」のモノを流用しているのはご愛敬。
これはいつでもオリジナルに替えられます。
車両は現在、ドイツのプライベートミュージアムに保管されていて
購入が決まりましたら、私がインスペクションに行きます。
なので、Webなどには出ていない”オフマーケット車両”です。
ミウラに関しては今更、説明する事はありません。
とにかく、ビートルズや美空ひばりさんの様な唯一無二の存在。
20世紀のアイコンと呼ぶに相応しい車です。
それが製作から50年以上を経て、
現代の路上でも最高のドライビングプレジャーと存在自体が
「レジェンド」と呼べる車は他には有りません。
唯一残念なのが価格の高騰。
10年前は1億数千万だったのが、今では2億を超えています。
下がるかと聞かれますが、
下がる事は無いし、逆にこれからも上がり続けます。
だから必要なのは決断しか無いわけです。
当社の地方のお客様が一台のミウラを購入後、
とても気に入って頂き、もう一台、更に最後にもう一台と
合計3台のミウラを購入頂きました。
それぞれ、フルレストアをオーダーされたのは言うまでもありません。
この方は新型のフェラーリをほぼ全て、ランボルも同じく所有しています。
けれど、初めて触れた70年代の「キャブレターエンジン」
の面白さや楽しさに直ぐに目覚めた、と言われました。
私の意見は、昔から何度も言ってきた「ミウラは借金してでも買え」と。
人類の文化遺産をお金で買えるなら買うべきだと。
勿論、その後のメンテナンスは当社が完璧に見る。
是非、気概のある方のご連絡をお待ちしております。
この写真は イタリアから、成田空港にエアーカーゴでミウラを運んだ時。3年前。
ここ数年で5台以上のミウラを手がけている。
勿論、日本では他に真似の出来る店は無い



レストアとはこういうイメージ。



これが SVのオリジナル テールレンズ

この車が右ハンドル SV仕様だ。














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