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何時の時代も権力者は「自己満足」で行動する

皆さん おはようございます。

世間では、「ビッグモーターの保険金詐欺」のニュースが
大きく取り沙汰されています。
知るところでは、幹部が部下や下請けに過大なノルマを課し、
それをクリアする為に保険詐欺を働いたと。
つまり幹部達に指示を出しているであろう
最高峰にいる社長に大きな責任がある。

その人物のカネ儲けに対する感覚のハチャメチャなモラルの無さ。
往々にして一旦権力や事業拡大を拡げた人間は、
この様な間違いを平気でする様になる。

それは歴史を見れば良く分かる。

全国平定を成し遂げた「豊臣秀吉」は、
お隣の韓国までも自分の領土にしようと目論見、
無理な出兵をさせ多大な損害を敵味方共に被った。
その頃、秀吉は何処にいたかと言えば、大阪城の豪華金張りの茶室。
そこで遙か離れた韓国の戦況の報告を受けても
殆ど実感は無かっただろう。
だから現地の兵隊が死のうが、飢えに苦しもうが机上の論理。

似た事は太平洋戦争時の帝国陸軍、海軍の上層部も同じ。
東京で彼等がお茶を飲んでる時も、
フィリピンなど南方戦線では兵隊達が飢えに苦しんでいた。
私のオヤジもそこに配属されていたが、
最後の方になると補給が途絶えて食料も弾薬も無くなり、
そこらに生えている野草しか喰う物が無い。
すると僅かに残った塩だけが唯一の味付けの材料。
伝令を指示されて休憩で川で水を飲んでいたら、
従軍看護婦がやってきて、
「兵隊さん、負傷兵達が最後に味のある物を食べさてくれといっています。
どうかお持ちの「塩」を分けて頂けませんか?」 と言ったという。

するとオヤジは、この塩を分けると自分も生きて行けなくなる。
悪いが出来ないと断ったと言う。
落胆した看護婦が、とぼとぼと来た道を戻る姿が今でも目に焼き付いている。
オヤジは酒を飲む度に、この話をした。
やはり息子に話さずにおられない「懺悔、後悔」の気持ちがあったのだろう。

しかし歴史が語る様に、その頃ワシントンで「普通に生活」をしていた
アメリカ大統領「トゥルーマン」は、間違いなく何十万人もの命を一瞬で奪う
「原子爆弾」の投下を命ずる書面にサインをした。

詳しくはこちら

これで日本の指導者達が懲りて白旗を振って敗戦を認めれば、
何十万も一般市民が死のうが「お前らの責任」
正に正義は我々側にあると言う、「勝手な自己満足、そして倫理感」
開戦の火蓋を切った「日本海軍の真珠湾攻撃」
その時の犠牲者を追悼する記念式典は毎年開催している
ハワイのパールハーバーで。

しかしアメリカで原爆投下した「広島、8月6日」「長崎、8月9日」
この日にアメリカで追悼式が開催されたなど聞いた事が無い。
それは全てが勝者の論理。

それと比べたら、ビッグモーターの事件は些細な事かも知れませんが、
急拡大した事業に社長以下幹部達がコマーシャルでも言っている様に
「やっぱり日本で一番」などと「あぐらをかいた」ことが原因でしょう。

ここで我々が学ぶ事。
我々の様な一市民であっても、少なからず周りには数人以上の人達がいる。

「その中で自分は周りに何ができるか、何をすべきか」

「その時に「自己満足」な考え方や行動を取っていないか」
これを自省することが大事。

今年も、間もなく原爆投下記念日がやって来る。
犠牲者に哀悼の意を表わし、一人の人間として
戦争反対の意思を持つことが大事だろう。
プーチンにも是非、広島と長崎を訪れてほしいものだ。

最後に気分を変えて、私の好きな マングスタの画像
mangusuta index



プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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