皆さんこんにちは。
1月は毎年日々が過ぎるのが早いですが、今年も同じです。
早くも15日も過ぎました。
さて、どなたでも長年の友人がいると思います。
私の場合、数は多くはありませんが、それでも3~4人ほどはおります。
その中の一人が東京の下町で、毎日こつこつミニを治して販売する仕事を
長くやっている丸山さんです。
彼との出会いは、まだ私がシーサイドに入社し半人前のセールスマンのころでした。
そのころ、台東区の河童橋という道具街に老舗の料理道具屋があり、
其処の旦那が私のお客様でした。
フェラーリの308GTBファイバーボディの新車を納めたのですから
1977年頃。
ある日、面白い男を紹介するからと言われ、会ったのが丸山さんです。
彼は浅草からしばらく下ったところに工場を構え、
毎日ミニと格闘しておりました。
何故か気が合い、同じ車屋としてもお客を紹介してもらったりと
気が付けば、もう37年くらいの付き合いです。
ただ、彼の凄いところは単なるミニ屋ではなく、
稀代のコレクターでもあるところです。
基本、手に入れた車は手放さない、そういう趣旨で集めた車は
数十台にのぼります。
その中には名前は言えませんが、数億にもなる物も含みます。
でも彼曰く、別に俺は金儲けのつもりで車を集めたわけでは無い
たまたま気に入ったものを集めただけなんだよ、と言います。
私も、其処の純粋さがよく判るので、彼の事が大好きなのです。
多分、私も若いときお金があったら同じことをしていたでしょう。
年齢も殆ど同じですので、たまに会うと昔話に花が咲きます。
いつも2時間以上は喋っています。
これからもお互いに死ぬまで車が大好きでしょうし、
彼曰く、死ぬ直前に俺はこんだけの車を集めたんだという、満足感。
私の場合は何十台の車をレストアしたという満足感、
それで良いと思います。
お墓まで車を沈めるわけにはいきませんから。





このディノも彼が若いときに買い、マラネロに送りレストアした車です。
フェラーリに直接レストアを頼んだのは日本人では彼が初めてでしょう。



私も仕事を通じてたくさんの車好きを見てきましたが、
彼の右に出る人はいまだにおりません。
それくらいの筋金が入っています。
私もそう呼ばれるようにさらに努力したいと思います。
だから彼は良い親友であり、先生です。