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デイノのレストアには時間とお金がかかる。

みなさん、こんにちは。

前回当社のレストアディノのことについてお話しましたが、
問い合わせが多いので、もう少し詳しいお話をしたいと思います。

まず当社のディノに対するポリシーです。
この車は 見てよし、走らせてよし、整備性もよし
と3拍子揃ったビンテージカーとしては 稀有の車です。
大概の車はどれかが、欠けています。

その中でもまず人気の元になる理由は、そのキュートなデザインでしょう。
他のどの車にも無い独創的なデザイン。
これはフィォラバンティ氏 というピニンファリーナのチーフデザイナーだった人が
おこしたデザインです。
プロトタイプでは3人乗りのセンターステアリングなど、もっと前衛的なデザインでした。

私がシーサイドモーターに入社した 1974年の春、会社には数台のディノが出入り
していました。といってもまだ数えるくらいで今ほど日本にあったわけではありません。
ところが今振り返ると、当時私はこのディノという車にそれほど関心はありませんでした。
その一番の理由、それはその当時のオリジナルのディノのボディの塗装などの仕上げ方
それにありました。
つまり本来多数あるディノのラインを殆ど無視して、かなりべったりとパテをもり
元々丸いデザインをもっとダルマのように見せるような、そんな塗装のやり方だったのです。

だからなんとなくインパクトが無く、しかも外装の色も
赤はくすんだような赤、黄色は山吹色みたいな黄色でしたので余計にさえない印象がありました。


ではキャステルの作るディノのボディワーク、塗装はどうなのか?
当然、試行錯誤を重ね、進化しています。

まずボディワーク、これは薄い板一枚でできているデイノのボディを
極力、パテでは無く板金で面を出します。
職人の腕の見せ所です。
次に私が要求する、ラインを出していきます。
例えばドアーのサイドに水平に通るライン、
オリジナルはぼてっとしてあるかないか判らないくらいですが、
線としてかなりはっきりと出していきます。
その他、無数にあるラインをすべて出してメリハリをつけていきます。

そうすることでディノのデザインは丸みの中に何本もの線が走り
非常に緊張感のある、メリハリの利いたボディになるのです。

この画像で言えば、ヘッドライトのへこみのライン、フロントフェンダーの
二重に見えるプレスのラインなど。

CIMG8549.jpg

下の画像では同じくフェンダーのライン、リヤークオーターの
テーパーのラインなど。

CIMG8551.jpg

明日は車の基本、シャシー(フレーム)についてです。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで1974年伝説のシーサイドモーターに入社。
46年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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