マラネロがフェラーリのルーツだ。

皆さん おはようございます。

私は今まで海外に120回ほども出ていますが、その始まりはバブルの前 1987年の頃です。
ということは、今から既に26年も前の事。
東京に本社があり、近県に5か所くらいゴルフ場を運営していた私のお客様がおりました。

其処の若社長が親父の仕事を引き継ぐだけでは飽き足らず、自分自身のビジネスを
トライしたいという事で、私に白羽の矢が立ちました。

要は好きな車の輸入ビジネスを始めたいとの事です。

現在は昔でいう、並行輸入車の(おもに新車)ビジネスは殆ど廃れて
それを専門に扱う会社もありませんが、その頃はまだかなりの台数を入れて
正規代理店と価格競争をやるくらいの勢いがあったわけです。

その彼が、私に自分の会社で新車の輸入販売をしたいから、市場調査に行って来いと、
勿論、経費は全部その会社持ち、しかも販売まで任せるから貴方のビジネスにもなるだろうと。

当然断る理由はありません。

しかも車種はフェラーリ、ランボルギーニなどすべてスポーツカーにしてくれと。
当時は、バブル前夜で全てイケイケどんどんの時代です。
銀行など幾らでも融資するからどうぞ好きなように使ってくださいと、、、、

おまけに法改正の前で、ゴルフ場を新しく作る場合、まだ完成前でも会員権を販売出来たのです。
私もその会社が手がけていたコースの会員権、ジャックニクラウスの設計だから絶対に価値があるとか、、
それを特別価格で 2000万円で売ってやるから是非買っておけと言われました。

そのコースは無事に完成しましたが、現在はその権利、150万くらいです、、、
勿論、ゴルフをやらない私は買いませんでした。

話は戻ります。

その提案を受け、とりあえず現地に赴こうと、行先は本場?イタリアでした。
その後、アメリカにも行くことになるのですが、
とにかく、この仕事が今の私の海外精通の基礎となっていくわけです。

さて、現地に着いたのは良いが、全くコネもありません。

仕方がないから、ミラノのフェラーリ ディーラーにでも行って話でもしてみるかと、

ところがイタリア人は殆ど英語を喋れません。 まあ日本人もそうですが。
しかも日本人なら、外国人には基本優しいのですが、彼らはそういう事は全然なく
まさに取り付く島もない感じ。

それでも手土産を渡したり、賄賂の話をしたりと工夫していると
その内にお前がそんなに俺たちとビジネスをしたいなら、考えてやる
但し、条件は厳しいぜと、、

彼は其処のマネージャーだったのですが、言う意味は1台当たりの手数料は支払ってくれるんだろうな、、
勿論、裏でです。

私はOKサインをだしました。
そしてにこやかに握手。

やはりビジネスの始まりはこちらが譲歩が基本です。

すると、お前はラッキーだ。
丁度今週の土曜日にドイツのフェラーリクラブの工場見学がある
お前をその中に入れてやるから、週末にマラネロに行けと。

私が喜んだのは言うまでもありません。
初めて渡ったイタリアで、マラネロの本社で工場見学、こんなラッキーなことはありません。

というわけで、レンタカーを借りて行く勇気もなく、
実際、ミラノからマラネロにはガイドなしでは殆ど無理。

理由は、まずミラノ市内からアウトストラ―ダまでが非常に判りにくい、
標識も左右では無く、上を向いている始末で全然無理、

しかも道に迷い、歩いている人に尋ねても当然答えは早口のイタリア語
しかもめんどくさそうに、、、

おまけに、ミラノ(性格にはミラノ サッド 南の事)についても
そこからマラネロまでは結構な距離があり、迷う。

ですので、私は迷わず電車にしました。
ところが、これも切符の買い方からどの電車に乗れば良いのか、すごく面倒。

其処はミラノで一番大きい、ミラノ中央駅でしたが(ミラノセントラーレ)
日本では考えられないくらい、案内が不親切で判りずらいものでした。

しかも駅自体が汚い。
さすがに最近改装してエスカレーターなど新設しましたが
その頃は長い階段を荷物を抱えて登るくらい。

それが古き良き伝統を残す?イタリアらしいところではありますが。

そんなわけでようやく2時間くらいかけてミラノ駅に着きました。
というか本当は急行に乗ったら、ミラノを通り過ぎて次のボローニャまで
行ってしまい、各停に乗り換えて戻ったのです。

駅の前でタクシーを拾い、マラネロまでやってくれと言いました。
運転手はイタリア語でべらべらしゃべりかけてきます。
適当にあいづちを打ちながら 30分くらいで着きました。

時は1987年9月の事でした。

続きは月曜日。

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ここが有名な正門前にある、リストランテ キャバリーノ。
勿論イタリアレストラン、味は美味しい。

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当時、1987年と言えば 328GTS,GTBの生産真っ盛りの頃。
12気筒はテスタロッサ。
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感心したのがこのように塗装が手吹きなこと、今は完全ロボットの仕事。

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