みなさん、おはようございます。
前回の有難うのテーマについて、貴方は率先して使っているのかという質問が来ました。
答えはもちろん、YES です。
と言っても私もこの言葉を使う大切さに気がついたのは、50も過ぎてからのことです。
それまでは自己中心、俺も相手も対等。
だからなんで感謝の言葉を多用する必要がある、とか思っておりました。
あるいは、言葉にしなくても気持ちは通じるだろうとか。
そんな時、たまたま当社に高野山のお寺の坊さんが訪ねてきました。
職業に偏見を持ってはいけないのですが、その人はフェラーリのディトナを持っているとの事でした。
色々話が弾み、その方が帰られるとき、工場の入り口で振り返り
その方は 深くお辞儀をし、手は合掌し、今日はどうも有難う と顔を上げて
こちらをじっと注視し、仰ったのです。
私はその時始めて、この言葉の深い意味、あるいは伝わる気持ち、それらがこの数文字の中に
含まれているのだな、と気がつきました。
仮によくある、さりげなく、あるいは軽く会釈して 有難うと言われていれば
こちらもさほど深くは感じなかったでしょう。
それが仏に仕える、一般人よりも人生を律している? はずの人が言われた言葉なので
余計にこちらの心に響いたのかもしれません。
それ以来、私も出来るだけ些細な事でも感謝の気持ちを持ち、
相手がいる場合は、それを言葉にして表す、そのように気をつけています。
人間40も過ぎてくると、周りの人が親身に自分にアドバイスなり、忠告なりを
与えてくれることはまれになりますよね、
だからいつ何処で気が付くのかという話です。
自分自身の言動、言葉使い、それらを反証するのはなかなか難しいということですね。
さて、ここからは先週末横浜で行われた コンクール ド エレガンスのお話です。
アメリカあたりのコンクールと比べると、規模が違うのは仕方がありません。
ただ、そうといってこのような催しをやるのと、やらないのとでは将来に大きな差が出ます。
そういう意味で大会委員長の笹本さんをはじめ、このイベントに携わった方々の苦労を称えたいと思います。


このコブラ427が 私の長年の友人である 丸山さんの渾身のレストア車。
何故、渾身なのかというとかなり話が長くなる。

400GTも参加、結果モーストオリジナルコンデション賞を頂いた。
このイベントの二日後に新しいオーナーに売却した。

最近このディトナをよく頼まれる。
今、キャステルでも1台 フルレストア中

ピープルズチョイスはこのミウラ。やはり人気があるねえ。モデルはSV

この車は ダットサン フェアレディ。優しいデザインだよね。


この後ろ姿のブルーのシャツの人が丸山さん。
物凄いコレクションの持ち主だ。
彼とは私がシーサイドモーターに入社してすぐに知り合い、以来35年間つかず離れずの関係だ。
車に対する考え方が、ほぼ同じでそれも仲が良い理由だ。

この日は親友 細野さんも横浜に来ていて一緒に食事をした。
私の紹介でヨーロッパを購入した人も、今日が納車でとても喜んでいた。
後ろのブルーがそう。

当社特製のうちわを手にポーズする 丸山さん。