F40の過去、そして未来 その3

皆さん おはようございます。

前回のブログでも紹介しました 
イギリスBBCの番組『トップギア』の新しい放送(といっても2004年)で、

番組恒例のジムカーナコースでの
ラップタイムを計る場面がありました。

車は当時、スポーツカーシーンでは最速と言われた

フェラーリ360モデナのチャレンジ仕様
そしてもう一台は ポルシェGT3です。

両方ともサーキット走行に的を絞ってかなりの軽量化を施した車です。

例えばモデナのチャレンジではパワーウインドウを省き、
おまけにサイドガラスをアクリルにまで変更する念のいれようです。

ポルシェの方は当然内装は全部剥がし、リヤーウインドウもアクリルに替えるなど。

両者ともエアコンは当然ありません。

マクラーレンSLRの記録は番組最速(2004年当時)の1分20秒
勿論、快適なエアーコン、内装もゴージャスな?ままでです。

そして結果は?
2台ともほぼ同じの 1分22秒。

(歴代2番手、3番手はランボルのムルシェラゴ、パガーニゾンダなど)

つまり2秒もマクラーレンが速いわけです。
サーキットでラップを取った人なら判りますが、2秒違うと50メートルは差が付きます。

いかにマクラーレンが速いかが判ります。
そのマクラーレンが明日(水曜日)こちらに届きます。
非常に楽しみです。

さて、今日の本題のF40のお話です。

前回もお話したように、

この車の発売時期は、日本経済がバブルになり
おまけにフェラーリ社の創設者 エンツォが亡くなる事とも
全てが重なり合いました。

そのせいで、フェラーリは世界中のマーケットで異常に値上がりし
普通のテスタロッサが2000万、 512BBが5000万等・・・
私が288GTOを 1億で5台販売したのもこの時です。

そして極めつけは、今回の主役 F40です。

私の長年の親友 切替さんという男がおります。
皆さんご存知の茨城県土浦にある レーシングサービス ディノのオーナーです。

彼とはまだ私がシーサイドの新米営業だった時に、
365BBを買って貰った当時から(1976年)
今に至るまで、一度もケンカも、商売上でもめたこともありません。

この業界では最長、最良の仲間です。

この記事を書くにあたって、再度電話をして聞きました。
切替さんにとってF40とはなんだったのか? と。

答えは ”夢” でした。

その気持ちはよく判ります。

自分でフェラーリ専門店をオープンして10年以上が過ぎ
名目的にも当時フェラーリの日本国内第一人者と言われ始めていた

そんな中、エンツォが亡くなり、F40というフェラーリ史上始めての
完全にコンペテションに振ったモデルが登場した。

余談ですが、筑波サーキットにも近いという理由もあって
彼は自然とサーキット走行を始め、フェラーリのワンメイクレースで
全戦全勝と、(当時)勢いに乗っていたわけです

そしてまだ日本のフェラーリ社代理店、コーンズでこの車が入って来ていなかった
1989年、彼は単身イタリア、ミラノのフェラーリディーラーに赴いたのです。

この時、既に日本はバブル状態。

このF40はデリバリーが開始される前から
相場が異常に上がり、コーンズの定価、4000万で買える権利を貰える人は
それまでに数台、コーンズとの取引があって、顧客として優秀なこと。

あるいは、ロールス、人気のないその他のフェラーリとの3台くらいの
抱き合わせで購入可能な人など、かなり厳しい査定がありました。

おまけに注文しても実際に車が届くのは1年以上も先などと言われたものです。

話は戻ります。
ミラノに出向いた彼を待ち構えていたのは、当然ですが、やり手の営業マン。
おまけにこのF40に限っては完全に売り手市場。
イタリアと言えば? 当然マフィア。

定価が4000万のクルマ、それを1億以上で売ったら幾らの利益?
こんな美味しい話にマフィアが飛びつかないわけがありません。

私も同じ経験がありました。
例の288GTOを世界中から5台買い集めた時の事です。
イタリアに1台あるからとの連絡を受け、ミラノの三井銀行の現地支店に
連絡を取り、いつでも送金できる状態にして私は現地に飛びました。

何しろ1億の金を動かすのですから失敗は許されません。

そうしたら、銀行の会議室に赴いた私を待ち構えていたのは
見るからにマフィア!!!(笑)

私も今までさんざん日本のヤクザとは交流?がありましたから
国籍は違えど、顔つきは同じです。

そのとき私はアメリカ人の車屋と同伴、彼らは英語の通訳を介しての
商談となりました。

私がまずは車を見せてくれと言うと、
そのマフィアは 物凄い勢いの喋り方(イタリア人は普通でも喋り方が早い)
ほとんど、ケンカを売っているくらいの勢いで喋ります。

今日は文章が長くなりました。

続きは明日。

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