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365GT/4 はどんな車か?

みなさんおはようございます。

昨日 このGT/4を改めて走らせてみました。
昔から私はこの車を気にいっておりましたが、やはり本物のフェラーリであると
再確認できました。
何よりも長いマフラーからむせびでる、官能的なサウンドがたまりません。

勿論マニュアルミッションですので、いつでも好きな時にアクセルを吹かして
このサウンドを堪能できます。

本物のフェラーリミュージックを聴きたい方、ぜひ当社にお越しください。

では概略です。
この車は1972年に発表され、76年まで4年間で600台が製造されました。

デザインは勿論 ピニンファリーナ。
今までの流れとは一線を期し、非常に明確なウエッジシェイプが特徴です。
このデザインの完成度が高い事を証明するのが、この後、400、412と
基本デザインを変えぬまま、17年間も生産されたことがその証です。

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エンジンは、基本的にはディトナで採用されたDOHC V12気筒と同じレイアウト、
同じ排気量 つまり365とは一気筒あたりの排気量、その12倍で4300cc

違いは キャブレターの配置をダウンドラフト(上から下に)からサイドドラフト
(横から)に変更した点です。

駆動方式はフロントエンジンのリャー駆動、
ディトナとの違いは5速ミッションをエンジン直結にしダイレクトにした点。
ディトナはミッションをデフと一体にし、トランスアクスルと呼ばれました。
この車でフェラーリ社が狙ったのは、ビジネスマンにも使える
高速GTカー

しかも有事の際には、後ろの席にも短時間なら大人の乗車も可能なスペースを
設けました。
以前、横浜から御殿場まで3人乗りで走ったことがありますが、後ろは特別
窮屈ではありませんでした。

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この内装は新車からのオリジナル。
そのコンデションは非常にGOOD!!
ダッシュのみマウスヘアーからレザーに変更されている。

私の好みはアルカンタ-ラですので、張り替えも検討します。

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パワーステアリング、クーラーが純正で装備
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トランクも旅行に必要なバッグが余裕で入る。
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しかも今回の現車には驚く特徴がありました。
私がシーサイドに入社し、2年ほど経った頃(1976年)
この車が新車で輸入されてきたのですが、扱った台数は5台ほど。

当時優秀な?営業マンであった私もこの車を2台ほど売りました。
確か記憶では 販売価格は1000万、今で言えば3倍の3000万円
かなりな高級車です。
ですので、納める車には正規にシーサイドで輸入し、販売したことを証明する
アルミ製のプレ―トを付けました。

それがこれです
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納車は 1976年7月とあります。
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ですので私が販売した車か、どちらにせよ新車時に私がステアリングを握った
個体に間違いはありません。
つまり37年ぶりの対面と言うわけです。

しかもこの車はエンジン総バラしの完全オーバーホール、
ボディの全面剥離塗装を受けて、殆ど新車時と変わらない状態を保っています。

塗装の色はガンメタリック。
多分、現存するGT/4の中でも 最高の状態のこの車、
是非、ご覧いただけたら光栄です。

シーサイドのプレートの脇に キャステルのプレートを貼ることが
出来るのは、私に取り替えがたい価値があります。

それは37年間同じ職業を続けてこれた証しであるからです。

現在、70年代、それ以前のフロントエンジン12気筒のフェラーリは
最低でも1500万以上の相場です。

この車はその常識を覆す 1000万以下で販売可能です。

価格等、ご相談は フロントのしのもとまで。
045-663-4660 です。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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