久々の社長の意見 我がままに生きろ!

2003-a2.jpg


車屋のブログなんだから、車のことだけ書いていれば いいジャンと言われるかもしれない。
それなら対象になるのは どんな車だ?
新車が欲しければディーラーに行けばよい、
程度の良い中古車が欲しければ良心的な車屋も沢山ある。
しかし、40年も前の車、しかもイタリヤ製のスポーツカー
それをまともに販売している車屋が何軒あるのかと問う。
その理由は、当時のオリジナルを知らなければ再生 あるいは整備などの
ポイントを見極めるのが難しいからだ。
幸い、私は偶然にも当時、日本で唯一この手の車の輸入販売会社、
また、ランボルギーニ、マセラーティの総輸入代理店であった シーサイドモーター
に入社することが出来た。
時は1974年の4月だ。 今から38年も前のこと。
その頃のイタリア車の背景は
フェラーリは ディノ246GT、GTSの最終型を生産していた
12気筒は365BBを作っていた。 8気筒の308はまだ開発の段階
ランボルギーニは
ミウラの生産が終わり、次の革新的なモデル LP400カウンタックを作り始めていた。
日本に一号車が来たのは1975年の春ごろの話だ。
マセラーティは 名車ギブリの生産を終え、次のフラッグシップとなるカムシンを
作り始めていた。
このように各メーカーが大きな時代の転換期にたまたま私はこの業界に飛び込んだわけなのだ。

私がスーパーカーの生き字引と言われるのもこれが理由だ。
その後、入社後3年ほどして(1976年)社会現象にもなったスーパーカーブームが訪れ
シーサイドモーターが無謀な借金計画(資力も無いのに10階建ての本社ビルを建てた)
で倒産し、私も車屋を続けるかで大いに悩んだり
1980年の後半にはバブルがやってきて、1度に10億の仕入れを依頼されたりもした。
そのバブルがはじけてもう22年にもなる。
つまり私の車屋稼業は山有り、谷あり、けして平坦では無かったということだ。

しかも扱う車種が 100万、200万の車ならともかく 殆どが1000万以上の
物であれば、それの受注から仕入れ、納車までのお金の管理、車自体の管理など
簡単でないことは、どなたでも判るだろう。
つまり仕事として引き受ければ、失敗は許されないのだ。

2006-11 euro 044


しかもお客様は医者であったり、企業の経営者であったり、一筋縄ではいかない
個性が強い方が多い。
そのような方々と、長くお付き合いをしてきて、自分も磨かれ
また、当然の事ながらお客よりも数倍の知識、経験を身につけ
100回以上の海外からの仕入れ、オークションの視察、レストア工房の見学等
こと、車に関しては世界のトップレベルの知識、経験を積んできた事は間違いない。

さて、ここからが本題だ。
これを御覧になっている貴方。
当然車が好き、その中でもビンテージスポーツが好き
すでにそんな車を所有しているか、もしくは欲しいと願っているかのどちらかだろう。
と言う事は、趣味は車か?
それであれば、自分の知識を深めるため、将来の目標を作るため、
貴方ならどうする?
本屋に行って車の本を眺めるか?
インターネットのユーチューブで動画でも見るか?

私はなんでそんな回りくどい事をするのと問いたい。
地方であれば新幹線でも乗って横浜に遊びがてらでも良いから来ればいいじゃない。
そこに行けば文字通り 生き字引がいるのだから。
おまけに其処に行けば 子供の頃に夢見た ミウラだのカウンタックだの ディノなんか数台もある。
勿論、BBもだ。
つまり本物がある。
最近私が悪い傾向だと思うことが、最近の世の中の情報がかなりバーチャル、
仮想空間的なものになりつつあるということだ。
理由はコンピュータの技術の発達で容易に情報が手に入る。
ユーチューブの動画などが良い例だ。

貴方はそんな まがい物で満足してないか?
昔の子供は自転車に乗ってはるばる遠くからでも 横浜のシーサイドを目指したぜ。
理由は其処に行けば、本物が見れたからだ。
多分 40を過ぎた貴方なら自分の車も持っているだろう。
あるいは新幹線の切符くらい買えるだけの収入もあるだろう。
本当に当時のスポーツカーが好きなら 何で動かないのかと私は尋ねたい。

周りのことなんかどうでも良い、自分は車が好きだから欲しいんだと
我がまま放題の事を何故言えない?
もっと自分に自信を持て、好きな事やりたい事にもっと我がままになれ、
あるいは小心者と自負するなら、我がままを通すには何をすればよいのか考えろ、

私、鞍 和彦は車好きな全ての人を応援する。
港、ヨコハマで待ってるぜ!!

2012年1月24日
去年、還暦だ。今年は61歳だ。あと何年ミウラをらしく運転できるんだ?と自問する。

2003-a1.jpg



















プロフィール

Castelauto

Author:Castelauto
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク