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今年は派手に生きろの補足。

皆さん、おはようございます。 2014年1月20日 (月曜日)

先週木曜日早朝から九州の福岡に買取に出ていました。
ディノ246GTです。
それをその日の内に門司港まで走り、オーシャン東急フェリーに乗せて
土曜日の朝の5時半にお台場のフェリー埠頭につきました。

乗船時間は約35時間。
ほとんど寝ているかテレビを見ているかです。

今回のディノはとてもオリジナル度が高く、
例えば内装は完全新車時のまま。ダッシュ、シート カーペットなど
外装は1度か2度パー吹きの塗装を受けていますが、腐りは無し。
エンジンはタペットの音がうるさいが、
約100キロの道のりを何のトラブルもなく自走できた。
そんな感じです。
つまりレストアベースには最適。

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買った値段? 非常に妥当な金額でした。
前オーナーは15年ほど前に手に入れたそうですが、
お買いになった時の金額は 1200万円(当時の相場)

その間300~400万ほどは整備にお金をかけたそうですが、
楽しんだ分チャラではないですか? との問いに頷いてくれました。

いつも言いますが自動車というもの、年数に応じて評価額が下がるのは
当たり前のこと。
例えば国産車。いくら高くても6年が経てば評価ゼロになります。

でも今回のようなビンテージ、中でも人気車種は下がらない。
これが不思議なところです。

全国にもまだ かなりな数のディノがあります。
総生産数が3400台くらいですから、15%ととして500台あまり。
その中には寝てばかりいる車も多いでしょう。

どのような車も40年も経てばボデイもそうですが、内装も痛むし
エンジンもくたびれてくる。 足回りなども、、、
そこいらを全部完璧に修理すれば相当な金額が必要になります。

そのままほっておけば、ますます状態が悪くなるでしょう。
是非そうなる前に当社に相談いただきたいと思います。

次の新しいオーナーのもとで可愛がられるのが車にとっても幸せなことだと思います。
その中継ぎをするのが当社の仕事、そう思います。
勿論、ただ右左に流すのではなく
私の40年に及ぶ経験、知識を活かして再度新車、もしくは新車以上に仕上げる
そういうプロセスも含みます。

貴方にとって車とは? と問われれば
私は Lover 愛人と答えます。
愛しているから更に綺麗になって貰いたい、
愛情があるから少しくらいのわがままは許せる。(中にはとびきり我侭な娘もいますが)
そんな我儘娘も愛情をもって根気よく付き合ってやれば 自然となついてくるものです。

車には人格と同じように車なりの意思があると思います。
生身の女性と同じように、常に優しく接する。これが大事です。

愛情を込めて車に接すると
エンジンの始動の時から始まって、相手の今日の機嫌、体調を把握する
これらの動作が自然とできるようになります。
つまり車との対話です。

これができるのがコンピュータで車を作る、あるいは操作する以前の年代
1980年以前の車達の特徴です。

是非あなたもロボットみたいな現代の車に見切りをつけて
せめて趣味の車くらい我侭な娘と付き合ってみませんか?

私の言う車との対話を通じて 新鮮な感動と喜びを覚えることと思います。

いつまで経っても車に愛が冷めない 鞍 和彦です。




プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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