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ミウラのテストドライブは楽しいか?

ミウラ 、グリーン元町 017
ミウラ 、グリーン元町 013

皆さんこんにちは。昨日の夜、保税から出したばかりのミウラSV改の試運転を行いました。
この車はアメリカのサンディエゴでも軽くドライブしましたが、本格的なテストドライブは初めてです。
コースはいつもの横須賀行きの横浜横須賀道路から、湾岸線へ回る15キロくらいの道のりです。
この車は殆どが新しいパーツを組み込み、組み立てたばかりですので、子供で言えば生まれたての赤子のような
ものです。ですのでどこがおかしくても不思議ではありません。
当社では年間4~5台くらいのフルレストアを行うのですが、組み立てが終了後どの車も300キロくらいの
試運転を行います。その理由は先程も述べたように無数の部品の集合体である車の走行状態を確認改善するためです。例えばプラモデル、あるいは高級なレジンのモデルカーなど、その見た目さえ精巧であれば製品として完成します。ところが40年も前に作られた自動車を、その見た目、またそのエンジンで走らせて新車当時に復元するのは
並大抵な事ではないのです。今回のミウラは1970年の製造つまり今年で41歳です。人間で考えてみてください、
41歳の人を赤子の様に戻せますか?赤子でなくても20歳の状態に戻せるならノーベル賞ものでしょう。
しかし車ならそれが可能なのです。但し、どんな車でも意義があるわけではありません。生まれた家系、今までの
経歴、また車好きの人々の評価、それらがバランスよく高いものが選ばれるわけです。
私が毎年出向く、アメリカ最大最高レベルのコンクール、ペブルビーチでは私から見てよくこんな車に何千万もの金額を
投資するなと思うような車も多々あります。(単に価値観の違いなのですが)
ですので、私が毎年手がけるフェラーリ、ランボルギーニなどはかなり一般的なレストアの対象車と言えるでしょう。その中でも今回のミウラは誰しもが認めるスポーツカーの歴史に燦然と輝く名車です。それ故年々相場が上昇し、レストアを受ける固体も増え続けています。
さて、今回のミウラの話です。この車は当社の販売車の紹介にも書いたように前のオーナーが7年間もレストアに時間を費やし、部品も殆ど全てのものを新品に交換した車です。この車は普通の車では見えにくいようなパーツも
前後のカウルが大きく開くためにフレームも含めてよく見えてしまいます。つまり個々の部分の手抜きが一切出来ないと言う訳です、ですのでどれだけ作業を真面目にやったかが直ぐに判る車であるわけです。

実際のテストではどうだったのかは、次のブログにて。
画像は横浜の元町商店街です。





プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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