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シューマッハ氏の人生に思うこと。

皆さん、おはようございます。

モータースポーツに関心がある人なら誰でも知っているドライバー
ミハエル シューマッハ氏。

mihaeru sixyumaha


特にフェラーリ時代の無敵を誇った頃の記憶は忘れることが出来ません。
また、アイルトンセナの事故の時、そのすぐ後ろを走っていたのが彼でした。

たまたま、そのとき私もイタリアのモンツァサーキットにおりました。

土曜日だったので、予選を行っていたのですが、
別のドライバーが事故で亡くなり、メーンスタジアムで見ていたら
セナがパドックを走っていくのを見ました。

次の日曜日、
ドイツに向かわないといけなかったのでスイスあたりを走っていると
ラジオが盛んにセナの事故のことを放送し
私も大きなショックを受けました。

その夜、ホテルのテレビで見たセナの事故シーンは衝撃的で
今でも脳裏に鮮明に残っています。

その後、シューマッハ氏は7度のワールドチャンプに輝き
資産も1000億!!
彼の名声とキャリアを考えれば、もうすでにレジェンド(伝説の男)
と言って良いでしょう。

ところが生きるレジェンドの彼に不幸が襲ったのが昨年です。

皆さんご存知のようにスキーの中でも危険な山岳コースを滑っていて
岩に激突し、頭を打ったのです。

まさか彼も危険なカーレースではなく、趣味のスキーで生死の境にまで
彷徨うことになるとは夢にも思ってはいなかったでしょう。
自然とスキーを甘く見たのかもしれません。

車の運転もそうですが

”自分に自信があればあるほどリスクを超えたことをする”
いわゆる、奢りというやつです。
臆病な人は、けして無理はしません。私もです。

昔、レース用のサニーでサーキットを走っていたとき
このカーブで、もう少しアクセルを踏めばタイムが伸びるのに
という瞬間の時でも、私はコースアウトするのが怖くて踏めませんでした。

なので、予選はいつも真ん中くらい。
カットライン ギリギリで決勝に出れるかというポジションでした。

それで自分の運転がレース向きではないなと悟ったわけです。

このあいだ、
F1のニキラウダとジェームスハントのバトルを描いた映画を
見ましたが、ラウダも不死身の男です。

シューマッハ氏も奇跡でも良いから回復し、
もう一度サーキットに立つ姿を見てみたいと心から思います。

そこで今日の教訓

人生、いつどこで何が起こるかわからない。

事故、地震、火事など。
その時に、人生の無常を感じて冷静に往生できるか、
あるいは悔やんで死んで行くか、

これは単に、その人の普段の心構え次第であるでしょう。
いつも言うように我々人間、言い換えれば人という名の動物。
私達は生まれた瞬間にカウントダウンのタイマーを押されて生きているのと同じです。

その時間が40年の場合もあるし、70年の場合もある。
つまり運命というやつです。

事故でなくても病気で早く亡くなる人もいる。
であれば、余計に体が元気なうちに生まれた意味を残す人生を送りたい
これも道理でしょう。

毎日を漫然と過ごすのではなく、一日何か一つでも足跡、
自分の満足の行くことを残す、そんな生き方をしたいと思います。

シューマッハ氏の容態を聞くたびに
彼は意識が不明、自分では動けない。しかし資産は1000億もある。

私は朝目が覚めたら意識があり、自分の足で歩いていける、しかし資産は無い。
どちらが幸せなのか?
そんな事を思います。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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