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人生最後まで綺麗に生きるのは難しい。

みなさん、おはようございます。

先週から騒がれている、アスカの薬物事件。
まだ、本人は否定しているようだが、状況証拠があれだけ集まれば
誰がみても黒だろう。

そこで思うこと。
あれだけ一時期は成功して、数々のミリオンヒットを出した彼でも
最近は自身の作曲の才能の限界を感じ、
悩んでいたという。

そう、作曲でも、文筆でもそうだが
その人の年齢、キャリアにもよるが、
必ずピークがある。

例えば分かり易い、野球選手の例。
マー君のように18歳からプロで始め、
20代が全盛期。
その中で、ある程度以上の成績を残したものだけが
30歳を過ぎてもプロとして認められる。
つまり1年ごとの契約を乗り越え、報酬をもらえる。

また技術的にも20代で成績を残せた人は、
30代になっても体力の衰えをテクニックでカバーして
現役を続けることができる。

でも割合からすれば、最初に入団した全選手の、100人に一人くらいの確率だろう。
30歳を過ぎても1軍でプレィできる選手は。

では体力とは関係がない、創作活動の場合。
これも、やはりピークがある。

20代は下働き、
30代はようやく、全体が見えてくる
40代で、やっと目指すものが見えてくる
50代で、自分の限界を知り、今度は引き際を考え始める。
60代では、自分の半生を反省とともに振り返る。
70代では、季節の移り変わりに、今まで感じ得なかった感慨を覚える。

これが、それでも前向きに人生を歩んだ人の場合だ。

川の流れに、ただ浮かんでいただけの小舟の場合、
出初めは、山から流れ出て勢いよく流れていても、
そのうち川幅が広がり、流れがゆるくなり
よほど、自分で櫓を漕いで前に進まない限り
ほとんど浮かんだままになる。
そして、終点が川から海に流れ着き、波を被って沈んでお仕舞い。

これが人生だ。

アスカの場合も56歳。
丁度、自分の限界を感じ始めたころだ。
でも、一度名前が売れてしまうと、なんとかそれを維持したい
つまり再びミリオンヒットを飛ばして、世間の注目を浴びたい
そう思うのだろう。

その葛藤で薬物に手を出す。

では、そんな派手な人生とは無縁な小さな小舟の生き方。
その場合、何が大事かといえば、年齢に相応しい生き方だ。
つまり30代は30代らしく、
40代は40代らしく。

どれくらいがその年齢に相応しい生き方か解らないって?
簡単だ。
歴史に登場する名前を残した人物の生き方を見れば良い。

織田信長
徳川家康
近年では 坂本竜馬

彼らの伝記書を読めば、必ず年齢とともに
進化し、変化していく様が読取れる。

つまり歴史は最大の参考書なのだ。
今上げた3人にも言えるように、
人の人生はいつ何時、どんなことが起こるかは判らない。

つまりいくつであろうとも、最期の時を迎えたら
楽しい人生を過ごせてありがとう、と
周りに気負いなく言えるように、心の準備をしておくことが肝心だということ。

アスカのように心の葛藤を抱えたままの人生では、
自分自身が一番寂しい思いをすることになる。

貴方は自分の年齢に応じた生き方、
つまり、周りが求める貴方の年齢に応じたパフォーマンスを出しているかと
それを自問すれば良い。


プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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