皆さん、おはようございます。
4K放送について、いろいろ調べたら専用テレビの他にも
アンテナ、チューナー等が必要で、
全部揃えたらかなりな金額になることが判りました。(40~50万)
ですので、すぐ普及とはいかないようです。
またその専用の番組自体もまだ始まったばかりで、まだまだ数が少ないのが
現状です。
この企画を当社に持ち込んだ、会社の人間とも話をしましたが
NHK側としては、これを一旦、今の地上波の放送向けに編集をし、
その後、4Kに対応する番組として放映したいと、
そのような意向のようです。
勿論そうすればNHKとしては始めての、スーパーカー番組が出来る訳で
私としてはそうなることを願っています。
以前、BS放送でスーパーカー伝説という番組を作り
当社も全面協力致しました。
全偏、後編に渡りかなりの放映時間だったものです。(全部で2時間)
元、カーグラの吉田さん

鈴木 あぐりさん。


鈴木さんがこのミウラに乗って、一言目、僕は今まで色んな車に乗ったけど
このミウラには感動した。
これは番組の中でもコメントとして残っています。
勿論、その理由はこの車は私がフランスのパリでエンジンばらばらの車を買ってきて
日本で全部仕上げた車だったから。
今までのミウラの中でも最高の車でした。
当社のHPのロードインプレッションにも登場しています。




元F1レーサーの 鈴木亜久里さんと、今回もご一緒した吉田匠さんとで
朝早く箱根で待ち合わせ、濃い霧の中撮影したのを覚えております。
そのときは、単なる車の紹介のみでしたが、
できればこの1970年代のスポーツカーヒストリーとなるような
イタリア現地取材もプラスする内容の濃い番組を作ってもらえたらと思います。
NHKなら海外取材もお手の物でしょうし。
今回の撮影は群馬のサイクルスポーツセンターという
本来自転車の走行コースとして作られたサーキットで行いました。
全長6キロです。
ただ、当たり前ですがコース幅は狭く、、細かいカーブが延々と続きます。
ですので、1周するのも大変で、落ち葉が貯まり、滑りやすいコーナーを
ある程度のスピードで走るのは結構な緊張感を必要としました。
カメラカーの前後の走行シーン、カメラを中に積んでの中からの撮影
定点に置いたカメラの通過シーンなど、
20週以上は走ったと思います。
途中で私のギャラは要らないと言ったのを、後悔したほどです。


カメラスタッフの要求は細かく、鞍さん、カウンタックリバースをキメてくれますか?
と言われ、多分30年ぶりにやりました。
例のお尻を半分サイドシルに乗せ、半分体をせり出して後ろを見ながらバックするというやつです。
これはある程度足が長くないと出来ませんと、吉田さんに説明すると
彼は笑っておりました。
昔、まだシーサイドがあった頃、ショールームに出し入れするのに
これは必要不可欠だったので(出入り口が狭かったため)
誰に教わるともなく覚えたのです。
また、車の上空からの撮影に必要とのことで、
ラジコンヘリコプターを飛ばし撮影もした。
その専門のオペレータの技術はプロだからあたりまえだが
たいしたものでした。


夜間の撮影も行うと聞いていたが、群馬の山の中
日が暮れるとあたりは真っ暗になり
コースにスモークを炊いて、車を浮かび上がらせるという手法でした。



本当はこのスモークの中を2台が激走してきて、煙幕をつっぱしる、
というシーンを想定していたそうですが、
危険なのと、予算の関係で止めたそうです。
ここまで見ていただいても、今回の撮影が半端なく内容の濃いものだったことが
お分かりいただけると思います。
是非とも一般の地上波での放送を期待したいところです。
そうすれば、NHKに初めて出た、スーパーカー屋として
キャステルの名が残るでしょう。