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生き方に悩みのない人はいるのか?

皆さん、おはようございます。

昨日は久しぶりに関東では晴天に恵まれ、梅雨の中休みでした。
でも今週は台風の影響で、雨が降ったり曇りがちの天気です。

そんな日が続くと、どうしても気持ちが暗くなりますよね。

私は以前、アメリカのカリフォルニアによく行きましたが
現地は殆ど毎日晴天。
しかも湿度が少ないので、気持ちの良い天候です。
私も住むならこんな所が良いなと思いました。

初めて本格的な海外出張として訪れたのも
ロサンゼルスから50キロくらい南に下がった、オレンジカウンティという
場所のニューポートビーチというところ。

其処に、ヨーロピアンオートセールス という会社があり
そこの社長の マイク シーハンという男に会いに行ったわけです。
時代は1987年頃。バブル前です。

長細い工場敷地には沢山のフェラーリが並び、カリフォルニアの太陽が
燦々と照らす明るい空気とともに、私には別天地に見えたものでした。

俺もいつかはこういう工場を持ち、レストアの仕事をしたい、
この願いは現在、現実になっています。
その規模は小さいですが。

初めて訪れたとき、丁度昼時でしたので、マイクは私をランチに誘ってくれました。

坂を下ったところに広がる、ニューポートビーチという
クルーザーやヨットが多数停泊する、お金持ちが住むエリアにそこはありました。
今でも覚えていますが、ラスティペリカンというお洒落なレストランに案内され
ヨットハーバーの脇のテラスでランチを食べました。

そのとき私が思ったのは、
「こいつらはなんて贅沢な環境で仕事をしているんだろう」
しかも、仕事の内容もビンテージのフェラーリを直して売るという
私の理想としている内容。

いつかは俺も、、、
それから現在まで27年。

場所は太陽さんさんとはいかないが、一応港の近くの横浜。
仕事は幸い、マイクの手がけていたのと、ほぼ同じ内容。
しかもスキル的には彼らのものより、レベルのアップしたものを作れている。

そして何よりも大事なのが、私は自分の夢の、また目標とする
仕事のために、スタッフを雇い共に仕事をしているけれど
マイクは今は一人きりということです。
つまり90年の中頃にマイクの会社は倒産したということ。

傍目には沢山の車があり、修理、販売も順調そうに見えた彼の会社でしたが
一歩、舵取りを誤ると潰れてしまうのが、この業界の怖いところです。

今は自宅でブローカーとして活躍している彼と
メールでのやりとりや私がLAに行った際、訪ねることもあります。

例え話で、うさぎとかめが競争して、最後にのろまだが確実に歩を進め
かめが先に山に登るというのがありますが、
私も自分の足元を見誤ることなく、
謙虚に一歩づつを進めて行きたいと思います。

私の生き方が、みなさんの何らかの参考になれば幸いです。

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プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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