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もうすぐモントレィ シーズンだ。

皆さん、おはようございます。

台風が一過して とても暑い日が続きますね。
最近私は健康のため、毎朝6時半から始まるラジオ体操に参加しています。
子供の頃、夏休みに近所の町内会でよくやっていたあれです。
その頃は、皆勤賞としてノートや鉛筆を貰えるというので
毎朝のハンコを貰うのが楽しみでした。

その習慣は今でも続いているようですが、
その列に並んでいるのは、ジジババばかりなのはどうしてでしょうか?

さて、来月はもう8月です。
8月といえば、毎年恒例のモントレィ ウイークエンド
1987年から数えて今年で27回目。
毎年見に行っているのは日本人では私だけでしょう。

それには色々な理由があります。
1、まずは日本から太平洋を横断しないと行けないこと。
つまり飛行機に乗り、11時間の我慢が必要となるわけです。
往復ではその2倍。
2、次に大変なのが場所です。
モントレイというところは、サンフランシスコから200キロほど南に下がったところ。
ロサンゼルスからだと400キロ北に登ることになります。
其処へ行くのに日本のような電車のような交通手段はありません。
つまりサンフランから小さな飛行機に乗り換えてモントレイの小さな飛行場まで
飛ぶか、(1時間)
もしくは私のようにサンンフランでレンタカーを借り、
自分で運転していくかのどちらかしかありません。

いつもは空港に11時くらいに着き、税関を通ったりレンタカー屋に
行って手続きをしたりして、サンフランを出るのが大体1時ころになります。
当たり前の事ですが、其処はアメリカ。
日本語は一切通じません。
しかも相手は、こちらが英語を理解しているのが当たり前との前提で
喋るので、税関もそう、荷物がクレイムを付けられて
調べられるときもこちらからすれば非常に聞きずらい英語で喋ります。

なので無事にレンタカーを借りれてフリーウエイに出ればほっと一安心
といきたいところですが、そうは簡単に事は運びません。
意外とアメリカのフリーウエイは交差が激しく解りづらいのです。
まあ、東京の首都高速よりはましですが。
ですので、右のレーンを走るのか、左がよいのか息が抜けません。
おまけに、アメリカの連中は意外と飛ばすこと。
のろのろ走っていてはデカイトラックに煽られます。

仮に飛行機でモントレイまで飛んだとしても
いずれにしても足車が必要になります。
つまり日本のように公共交通機関が発達して、何処へでもいけるという国では
無いわけです。
私のようにお客さんを連れていくと、完全にガイド状態です。

3番目に意外とお金がかかる。
普段、周辺にあるモーテルは平日80~100ドルくらいですが
このイベントの期間 2倍になります。
ダウンタウンの高級ホテルなど 1泊 550$以上です。
おまけに各イベントの入場料が毎年値上がりし
コンクールイタリアーナで185$ (10年前は80$)
ペブルビーチにいたっては、昨年で270$と なんでそうなるの?
と聞きたいくらいの値段です。
ですので、1回のモントレィ行きの経費、約50万円です。

先程私が今まで通算27回連続と言いましたが
50×27=1350万
これが今まで費やしてきた金額です。

では何故そんな大変な思い、お金を使ってまで其処に行くのか?
答えは単純です。
勉強になるから。
この前勘違いをなさる方がいて
お前のところのディノはペブルビーチで賞を取れるのか?
と聞いてきましたが、
もっと勉強してから聞いてこい という話です。
ペブルビーチコンコースというのは 全米でナンバーワンのコンクールであり
其処にエントリーして受理されるだけでも名誉というくらいの
格式の高いイベントです。

だから全米オープンの開かれるこれまた格式の高い
ペブルビーチカントリー倶楽部の18番ホールを貸し切って
其処のグリーンに車たちを並べるわけです。

ロケーションとしてこれ以上は考えられないくらいの凄さです。
当然、其処に出てくる車は基本1960年代まで
おまけにレストアに幾らかけたの? と
プロの私でも驚く数千万単位の金のかけ方です。
2000とか3000ではなく億近い金をかけています。
それも殆どの車達が。
だから見るのが勉強になり意義があるのです。

おまけにその億くらいの金をかけた車を、柵もなにもなしで展示する
その潔さには毎回頭が下がります。
日本では考えられないでしょう。

話は戻ります。
それの一段低いイベントがコンクールイタリアーナです。
私は過去に2回ディノM型、206とそのコンクールに出しました。
経費は日本から船でLAに運び
LAからはローダーでモントレィまで
なんだかんだで120万はかかります。
私もばかではありませんから、当然勝算が見込めるから出したのです。
それ以前に10回、毎年の賞を取った 車のレベルを見ていましたから。
賞はフェラーリクラブアメリカの審査員がジャッジし
プラチナ、ゴールド、シルバーと 3つのプライズです。
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上の画像は 2005年の時の画像です。


話が長くなりました、
明日に続きます。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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