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探究心には終わりがない。

皆さん おはようございます。

前回、コンクールイタリアーナに、206ディノを再度出展したお話でした。

ここのところ、にわか物知りのような人が増えて
「キャステルのレストアはオリジナルではない」 とか言う人が居るようです。

それは完璧な間違いであり
キャステルを率いるこの私が、
むしろ日本で一番オリジナルの状態を知り、
また見てきた男というのは誰も異論は無いでしょう。

私はその知識、経験の元で、
大好きなディノを更に進化させ、
より魅力的な車に仕立てあげたい
そういう思いで研究、努力を重ねてきました。

ですので、いわゆるキャステルバージョンと呼んでいる
進化型ディノの数々の特徴

1、完全内蔵型のクーラー (世界で当社だけ)
2、最近の車よりも速いドアーガラスのモーター式昇降のスピード
3、HIDヘッドライトの メチャ明るい光源
4、リモコン式のドアーロック (鍵で開けるのは面倒だとの思いで)
5、これまた内蔵型のナビシステ厶 バックモニター付き
6、極めつけがシャープなライン出し

これらは私が開発しただけで、
別に押し付ける気持ちはサラサラありません。

つまりどれを選ぶかは顧客の自由。
古い、オールドスタイルのディノがよければそれで良いし
それを完璧に再現するのも、当社だからできること。

何度も言いますが、私がシーサイドに入った時
つまり1974年の頃、ディノは日本に何台あったと思います?

日本全国でわずか10台くらい。
私はそのうちの半数を見ています。
勿論、まだなにもいじられていない、素のままの個体です。
つまりオリジナルの状態です。

ということは、私以外の男がその当時から今までこの仕事に
関わってきた者がいないということは、(40年間)
一言で言って、私が”生き字引き”だということです。

とは言ってもそれを自慢する気持ちはありません。
いつも言うように、シーサイドが潰れて今年で34年目。

その間に実に沢山の出来事、
山あり、谷ありの人生。
いつ潰れてもおかしくないくらいの か細い商売。
それをなんとか乗り越えてきたからこそ
今があるし、私の学んだ事を後世に伝えて行くべきとの思いがあります。

当社が監修したレストア本を見ていただいた方は解ると思いますが
それぞれの車種で本格的なレストアのノウハウをつぶさに解りやすく
解説しています。

誰かがそれを公表するのはもったいないのではと言われましたが
私の思いは逆です。

40年間もこれらを見てきた男が他にいないのだから
その知識、情報を今も、今後も共有しよう、その思いです。
全ては「車愛」 です。
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私がとうもろこしにSを付けた会社が気に入らないのは
そこのメカニックから ディノなどについての技術的な
問い合わせが無いからです。

同じ仕事をするメカなら、何処が最新の知識をもち
何処が最大の経験値を持っているかぐらいは分かるでしょう。

それを正規ディーラーのプライド? があるから
町工場みたいなところには聞けない?
それは間違いです。

私は何時、何処から、誰から質問されても
親切、丁寧に答えろとメカには言ってあります。
勿論、日本全国の工場の方々からいろんな質問、
部品の問い合わせ を頂いています。
レストア本を出してから、その件数が増えたようです。

その対応ができることが私のプライドであると申し上げておきます。

さて、206のコンクールのお話です。
私は幸い今まで15台の206を取り扱う事を経験してきました。
206は総生産台数 150台ですから 10% 1割です。
世界でもこの稀少な車の1割 15台を取り扱った業者はいないでしょう。
ですので、この車の特徴、その性格は熟知しています。
勿論、オリジナルの状態も。

ですので、この時コンクールに出すことを前提で
徹底的にオリジナルに拘ってレストアを施しました。

1、ボディカラーは純正のくすんだ黄色
2、内装はビニールとモケットの混合
3、部品は全部オリジナルと同様、

バンパー、マフラ-、ガソリンのキャップ ステアリングなど。
拘ったのが助手席のサイドグリップ、それと同じく助手席用の
フットレスト。 これは206と246のL型しかない装備です。

4、そして極めつけがぼんやりとしたライン出しです。

何故そういうラインにしたのか?
私の推測ですがシャープなラインにすると手間がかかる。
6気筒のスモールカーなんだから、手間をかけたくない
これが理由だろうと思います。

わたし的にはほぼ完璧に仕上がり
意気揚々とアメリカに渡りました。
下の画像がその時のもの。
バンパーが薄いのが解りますか?

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続きは明日。




プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで1974年伝説のシーサイドモーターに入社。
46年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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