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私の最近のお気に入り=GT40

皆さん おはようございます。

8月もようやく最終の週を迎え、ようやく街に子供の喧騒が無くなると
内心、ほっとしています。
私ははっきり言って子供が嫌いです。
特に最近の親が躾を放棄したような子供が大嫌いです。

同じマンションに住む住民の子供。
エレベーターで乗り合わせても顔も合わせようともせず、
挨拶も一言もなし。
つまり大人を敬う事を教わらずに、あるいは教わっても否定して大きくなった
というわけです。
勿論、一番の原因は親にありますが、
今の世の中のあり方を考えると、社会全体の権利意識が強くなりすぎ
それが子供にも悪く影響していると。

それは街を歩く、あるいは駅で電車を待つ、電車が来て乗ってから、
大半の人はどんな行動をしていますか?
半数以上の人が男女問わず、スマホをいじっているでしょう。
つまり自分だけの世界に入っているわけです。
当然、その延長には個人主義があります。

昔なら大勢の人の面前で、自分だけが違うことをするのは恥でした。
ところが、今はほぼ全員が”恥の”意識を失くし
みんなで渡れば赤信号も怖くない 状態です。

最悪なのは自転車をこぎながらスマホをいじっている馬鹿です。
お前はもし歩行者にぶつけたら賠償責任が取れるのか?
そう怒鳴ってやりたい場面がよくあります。

そんなスマホに代表されるモラルレスの今の世の中
子供がそれ見て、マトモな感覚を持てるはずがないと思います。

これを読んでいる皆さん、
結婚なさっている方は、もう子育ては終わっているかもしれません。
でも、もう一度、自分の子育てはどのくらいの評価を周りに受けるのか
それを考えてみるのも一考かと思います。

ちなみに私には娘が二人おりますが
子育ては、ほぼ母親任せで、亭主は金さえ家にいれれば良いだろう
そういう典型的な わがままな昭和の男でした。
その結果、上の娘は私に反発し、下の娘はなついてくれる
未だにそれが続いています。

さて、車の話です。
私は最近、好きになった車があります。
それを知るまでは食わず嫌いの状態でした。
どうせ、レプリカなんて大したことはないだろうくらいの。

一つその理由があります。
その昔、バブルのころ、私はアメリカによく買い付けに行きました。
カリフォルニアのサンディエゴに行ったとき、
とある車屋のガレージに赤いスポーツカーが見えました。
よく見るとフェラーリのディトナスパイダーの格好?です。

この車のオリジナルは、北米のフェラーリディーラーを手広く手がけていた
ルイジキネッティ という人物がエンツォに
アメリカではスパイダーが人気があるぜ と話を持ち込み(この二人は同じイタリアンで仲がよかったらしい)
当時人気の高かった ディトナ(365GTB/4) をベースに
100台限定で作られたモデルです。

勿論、飛ぶように売れ、直ぐにプレミアムがつきました。
今幾らするかって? 数億です。

なので普通のディトナクーペの屋根を切り取り
多少、フレームを強化した ”カットオフモデル” というのが現れました。

ディトナクーペが1200台製造された後、少なくとも50台以上
屋根を切られて”スパイダー仕様” にされたと思います。
90年代後半に潰れたコスタメッサのヨーロピアンオートセールス
の裏庭に行くと切り取られた屋根が何個も積み重ねて置いてありました。

ちなみに、この改造車のマーケットが存在するのはアメリカだけです。
欧州のマニアはこれを好みません。
日本も同じ。
少し前、栃木のドリームオートさんのところに
これがありましたが、なかなか売れませんでした。

それでも庶民には手が出ない値段です。 
クーペと比べても特に高くはありませんでしたが。
ところがその人気に目を付けた”改造屋が” まもなく現れました。
何をどのように改造するのか?

どこにでも転がっている、コルベットスティングレーを元に
フレームだけ残してボディをそっくりディトナに変えるのです。
勿論、素材は量産に最適なファイバーグラスです。

私が見たのは正にその改造車だったのです。
時は1988年。 今から26年も前のお話です。
「私も長く車屋をやっているな」と最近よく思います。

この続きは明日。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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