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柔(やわら)の心

皆さんおはようございます。

錦織君、残念でしたね。
私も5時半には起床して、テレビの前にかじりついていました。
その試合を見て思ったこと。

二人とも初めてのメジャー大会のファイナル。
自分の名誉と、賞金
優勝者に 約3億
準優勝には その半分 1億5千万
それだけの大金も自分のプレイに関わるわけですから
勝ちたい!!!
そう思うのも当然です。

ただし、勝負事に非常に大事な格言があります。
曰く、”勝つと思うな思えば負けよ。”

これをもう少し訳すと、
勝ちたいという気持ちには、必ず邪念が出る。
つまり心が澄み切っていない。
だから余計なプレッシャーを感じて、筋肉に余計な力が入る。
そして自らミスをしてしまう。

ゴルフもそう、テニスもそう、ボーリングもそう。
ある程度以上のレベルの選手であれば
普段通りのプレイをしていれば、殆どミスはありません。

昨日のファイナルを見ていて、
対戦相手の選手は殆どミスをしなかった。
つまり普段の実力がそのまま出ていた、そういうことです。
ところが錦織君はミスが多かった。

その違いはどこからくるのか? 
勿論私はテニスについてはど素人ですが
人間観察については自信があります。

対戦相手は初めからリラックスしていた。
つまり普段通りのプレィ。
それは自分のここ何日かの出来を考えたら、いつもどおりのプレィで
勝てるだろう、そういう自信です。

対する錦織君は、入場のシーンから顔が固く
いつもの笑顔が出てこなかった。
つまり勝ちたいオーラが 顔にまで出ていた、そういうことです。

ですので、試合の前に、すでに勝負はついていた
そう言っても過言では無かったでしょう。

有名な 巌流島の決闘で、まだかまだかといらつく小次郎を待たせて
武蔵がわざと遅れて向かったという逸話がありますが、
本当かどうかは別として、勝負の機微を捉えた話だと思います。

つまりここ一番の時、どれだけマイペースを貫けるか
これが最も大事なことでしょう。
マイペース つまり自分流です。

貴方は人生において自分のペースを持って、それを自覚していますか?

私は若い頃から人と群れるのが好きでなく、一人でいるのが
好きで、それが自分流でした。
それは60過ぎた今も変わりません。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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