初めてシリーズ その2 マセラーティ

皆さん おはようございます。
今日は関東は 台風一過快晴のお天気です。
やはり太陽の日差しはありがたいですね。

さて、今日のテーマは 名門マセラーティが1970年を境に
それまでのフロントエンジンに別れを告げ、
流行し始めていたミッドシップに搭載するスタートとなった車です。

丁度私がシーサイドモーターに入社したのが1974年の4月
それ以前はマセラーティは 全てフロントエンジンのV型8気筒を積んでおりました。
その最後のモデルが 名車ギブリ。 その4人乗車版がインディでした。

ghibli 2013 july1
ghibli 2013 july 3
ghibli 2013 july 2
私はこのギブリがとても気に入っていつかは自分のものにしてやると
毎日思っておりましたが、いまだに実現していません。

そうこうしているうち、新しい時代のマセラーティとして 新車のボーラ(BORA)
がやってきました。
時は 1974年の7月ころ。
まだ新社屋の完成前で仮のガレージにその車はやってきました。

まず第一印象はなんか爬虫類みたな格好だなと。
この車のデザインは 当時ベルトーネに在籍していた
ジウジアーロが手がけたものです。
いかにも彼らしいとは言えるのですが、
一言で言うとモグラかネズミみたいな印象。
つまりフェラーリのような流線型のシャープさが無く
ずんぐりムックリな形とでもいうのか、、、
それでもその車はすぐに客が付き、(横浜のヤクザの幹部)
先輩の営業マンが納車しに行く後を、会社のホンダシビックで
ついて行くと、後ろから見た姿に感銘を受けました。

一言で言うと、それまでの概念を変えるデザインというか
まだ、その時はフェラーリ初のミッドシップモデル
BB(ベルリネッタ ボクサー)は
日本に来ておらず、ミッドシップと言えばディノだけ。
あとは、パンテーラ。
でもデザイン的にはさすがジウジアーロ、かなり先鋭的なデザインだったわけです。

だんだん見慣れてくるとその爬虫類のような形も個性として容認できるように
なりました。
入社したその年はまだまだ見習いなので運転は出来ませんでしたが
翌年になると、そのボーラにもハンドルを握るチャンスが出てきました。

コクピットは普通の車とは全然違い
殆ど、飛行機の様です。
一体型のシートも変わったデザインで普通のシートのように
リクライニングもしません。
コクピットの左のほうに二つのレバーがあり、
一つはブレーキ、クラッチのペダルを前後にスライドさせるためのもの、
もう一つがシートを後ろをもたげるように上げるためのレバーでした。
bora-13.jpg
bora-15.jpg


ようするに普通のシートのようにそれ自体が前後に移動するのでなく
ペダルと、あとはステアリングの伸縮、シートの角度を変えることで
ベストポジションを取れというわけです。
始めは戸惑いましたが、すぐに慣れました。

ただ、一つだけ凄く違和感を感じたのがブレーキです。
この頃 マセラーティは経営が芳しく無くフランスの大手メーカ
シトローエンの援助を仰いでおり
その影響で、当時のシトローエンの専売特許みたいな
ハイドローリックシステム(強制油圧システム)を採用させられたわけです。

マセラーティではこのボーラが初めての採用、
その後、姉妹車のメラック、その次のフラッグシップモデル
カムシンと繋がっていきます。

LHMという濃いグリーンのインベーダーの血のようなオイルを使う
このシステムは、エンジンのパワーを借りてポンプを駆動し
かなり高圧の油圧でブレーキ、ヘッドライトの昇降、シートの昇降
カムシンではステアリングもシトローエンのSMと同じように
センタリングシステムを採用しました。

一度でもシトローエンノSMを運転した人なら判るのですが
こいつはかなり個性的です。
特にブレーキ
普通の車のブレーキはある程度ストロークがあり
そのふみ加減で弱くも強くも調整できますよね?
ところが、このハイドローリックシステムでは
ブレーキペダルはただのスイッチ。
踏むとすぐにプシュッと手ごたえ(足応え)があり
逆に圧を返してくる感じで踏む力とは関係なく一定の効きが得られる
そんなシステムです。
ただ、スポーツカー乗りにしてみれば、自分のさじ加減で
コントロールするわけではないので、面白くは無いと。

まずは画像をご覧ください。
これは初期型、排気量も4,700ccのヨーロッパ仕様
フロントグリルに注目、
フロントピラーから、屋根はステンレス
金をかけたね。
bora -1
この角度が一番この車の特徴を表している。
この車はサイドシルもシルバーに塗っている。
bora-4.jpg
これがUS仕様
バンパーが5マイル規制に対応するために変な角みたいなものを付けた。
何故か後期の4,900ccモデルはみなこのバンパー
日本にも殆どがこの仕様で入ってきた。
私は断然初期型のグリルが好きだ。
bora-2.jpg
このヨーロッパ仕様と比較してくれ
bora-3.jpg
bora-5.jpg

これが姉妹車のメラック
bora-8.jpg

続きは明日。
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