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思い込みの弊害

皆さんおはようございます。

今日も人生講座の続きです。
誰でも人生を歩んでいく過程で、こうしたいな、こうなれば良いなと
希望することが多々あると思います。
その時に、人は誰でも自分に都合の良い方向で判断しようとする。
例えば、相手も自分と同じ考え方をしてくれるであろう。。たぶん。。。

例として。。
俺がこんだけの事をしてやっているのだから、
相手も自分に同じこと位のことをしてくれるだろう、とか。
特に男女間で多いこと。

つまり思いこみです。

ところが人生経験の豊かな人なら、もう気づいているでしょうが
自分が思うほど相手は自分のことを深くは思ってないことが大半。

そうすると、しばらくした後、
期待に対する反応が弱くてがっかりする。
そういう構図が生まれます。

まだそれくらいなら傷は浅いのですが。。。
ここからは仮にとして考えてください。

自分が全幅の信頼を寄せていた会社の経理担当者が使い込みをした。
それも数千万。。時には数億も。。
こんな話、よく聞きますよね。

もし貴方がその中心人物
例えばその部下の上司、あるいは社長だったら
どのように考えますか?

信じていた俺が悪かった、あるいは不覚だった。
そういう言い訳は簡単です。
だったら、そんなに深く相手を信じるほどの根拠があったのか?
という話です。

長年勤めていた。
時には一緒に盃を交わしたりもした。
相手には妻や子供もおり、普通の家庭人に見えた。
特別、金遣いが荒いようには見えなかった。
ざっと並べればこんなところでしょう。

大概この手の事件の犯人は、男でも女でも比較的地味な
一見犯罪とは無縁に見えるような男女です。
でもその人間の深層心理は見えてなかった。
だから数千万も数億も被害が拡大するまで見抜けなかった。
そういうことでしょう。

だったら最近の安倍首相に問われている、任命責任はどうなのか?
相手が機械でなく、感情を持つ人間が相手だから難しい?

例えば今回政局を賑わせている小渕優子元大臣の件。
もし、任命する前に今回のことが解っていたら当然任命することは無かったでしょう。
つまり調査不足、また小渕さんを取り巻く多数のブレーンの認識の甘さ
これらが重なったから。
でも任命者の役割はそういうことの、ほんのひとかけらでも、あるかないか
徹底的に調べることを部下に厳命する責任、責務があるわけです。

あの人なら大丈夫だろう。。
そういう思い込みは、
対象が自分に深く関わることであればあるほど
裏切られた、あるいは期待通りの事をしてくれなかった時の逆風が強くなります。

ここから学ぶこと。
人間とは表面上の顔では判断できない
本人にしか解らない裏の顔がある。
あるいは、善悪を超えた衝動的な行動をすることがある。

誰も見ていないスーパーの中、
商品をポケットに入れても分からないだろうな。。
誰でも一度はそう思うことがあるでしょう。
それを阻止するのは自分自身のマインドコントロール。
つまりモラルです。

でも、それができずに愚かな犯罪を重ねる人は後をたちません。
盗撮、痴漢行為、万引き、児童買春、
時にそれが教職者、警察官であったりする。

つまり人というもの100%完璧な人格を持つ人は少ないということ。
何かのきっかけで道を踏み外す。

ここでは貴方が一応、その数少ない人格者であるとしましょう。
ならば相手と、どういう対応、態度で望めば良いのか
それが今日の命題です。

これは私に言わせれば意外と簡単です。
一つは、相手を信じるな、疑ってかかれ、その方法です。

いくら相手が美辞麗句を用いて
自分に従うような事をいっても、まず疑う。

相手が背くことが出来ないような誓約書、覚え書きを作成する。

また
その人間に重要な事を一人だけの任務として任せるのではなく
複数制にする。
そうすれば、万が一裏切り者が出ても被害は少なくすることができるでしょう。

なんか北朝鮮の金さんのやり方と極似していて嫌ですが
自分を守る、あるいは会社を守るためには仕方がありません。
それだけ、我々は混沌とした世の中に生きている。。そういうことです。

それとも貴方は全てに「~だろう」 の考え方で生きていきますか?
多分大丈夫だろうとか、信じても大丈夫だろうとか。。。

ちなみに私は、人格者でもなんでもありません。

欲が深いし、モラルも低い
なので私の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
先程も述べたように人格者と言える人はほんのわずかです。
自分の人生を振り返って、自分が他人から信用されるべき人なのか
もう一度、考察してください。
それが人格者への第一歩でしょう。


プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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