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私の車遍歴 トヨペットコロナ編

皆さんおはようございます。

車遍歴と書きましたが、この頃まだ私は小学生。
意味は、初めて自動車のシートに座ったという意味です。
当然まだ背が低いわけで、大きなプラステック製のステアリングの隙間から
かろうじて前が覗けるくらいでした。

好奇心満々の私は、ステアリングに手をかけると
左右に動かしてみました。
勿論少しの遊びから以上は動くわけも無く、少しがっかりしました。
この車は、というか当時の国産車は殆どがコラムシフト
ステアリングの根元から生えた、太い棒の先をこねるタイプです。
上下に動かしてみましたが、何の変化もありません。

ここでふと私は走っている自動車の事を思いだしました。
走り出すときは唸り声をあげ、
後ろの水道管のようなものからは、煙が出ています。
ということは、この車にも心臓のようなものがあるに違いない。
まだ、ボンネットの中を覗いたことも無いわけです。

多分、文明に触れたことが無いアフリカあたりの人間が
始めて車を見たら、どこかに心臓のようなものがあるに違いない
そう思うでしょう。
それがピストンが往復運動をしてガソリンを圧縮し、
スパークプラグで火をつけ、その爆発の力で
クランクを回し、それが動力に代わるなど
仕組みを理解するのは、かなり後のことです。

ということは、その「心臓」 を動かせばよいのだろうと、
子供心に考えました。
周りは夜中で歩く人もおりません。
暗い月明かりの部屋の中、いろいろ探していると
ステアリングの右側に鍵の様なものが見えました。
イグニッションのキーです。
子供でもドアーを開ける時に、鍵があればそれを入れて回すことくらい
判ります。
ということは、こいつの心臓を「開ける」 にはこの鍵を回せばよいのでは
そう思いました。

一ひねりしてみます。
すると驚いたことに、前のガラスの中の時計の様なものが
チカチカと点滅し、緑やら赤のランプが灯りました。
ただ、其処からは何も変わりません。
私は他についているスイッチを引っ張ったり、ひねったりしました。
すると突然暗闇をぱっと明るく前方を照らし出しました。
ヘッドライトが点灯したのです。

子供の自転車に乗っていた私は母親にせびり
小さな懐中電灯をハンドルにひもでつけていたのですが
それの何倍もの明るさで前を照らす、「自動車」はスゲーな
と感心しました。

続きます。


プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで1974年伝説のシーサイドモーターに入社。
46年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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