新年のご挨拶 2015年

今日は1月5日、月曜日です。
ほとんどの皆さんが仕事始めでしょう。

私は毎年この時期になると、1980年の仕事始め、
今から35年前の出来事を思い出します。
私がシーサイドモーターに入社したのが1974年の春
それからもうすぐ、6年目を迎える年でもありました。

その頃シーサイドモーターは、
自分のチカラ以上の体力で10階建ての自社ビルを建てたため、
2~3年前くらいから資金繰りが厳しくなっておりました。

皆さんもよくご存知のスーパーカーブームという神風も吹きましたが
所詮、一時的なもので、長続きはしませんでした。
そう、人間というもの熱しやすく、冷めやすいものなのです。

その結果、前年くらいから地方の車屋と、
いわゆる融通手形を切り始め
経営状態は正常では無くなっておりました。

私が今経営するキャステルオートを自己資金のみ、借金は一切しない
そういう理念を持ち続けているのも原点は其処にあります。
つまり”身の程の商売を心がけよう”ということです。

その年の仕事始め、
いつものようにショールームに全社員が集まり(15人くらい)
社長 己晴さんの挨拶から始まりました。
彼は性格からですが、
喜怒哀楽をあまり表に出さず淡々と新年の言葉を述べました。

思えば並行輸入のブームをリードして、かなりな利益を上げ
銀行の後押しもあって自社ビルの建設を始めたのが1972年
完成したのが1974年の10月。
そこから僅か6年で己晴さんは
人生の絶頂期と失敗を悔やむ後悔の時を味わう事になったわけです。

1号国道に面した立地の良い場所に会社で買った地べたがあった、
そこにせめて3階建てくらいのこじんまりした建物を建てておけば
こんなことにはならなくてすんだろうに、、、、
後悔は常にあとからやってきます。

その時の己晴さんの表情を何故か今でも鮮明に思い出します。
一人の人間、男として私は彼を尊敬しておりましたから。
その気持ちは今でも全く変わりません。

当社に一度でも来られた方はご存知かもしれませんが
私の仕事するデスクの上に彼の若かりしころの
写真を額縁にいれて飾ってあります。
朝晩それに向かい挨拶をするのが日課です。

振り返れば、私のキャステルオートも
今年の4月で創立というほどの大げさなものではありませんが、
35年の歳月を迎えます。
本当にちっぽけな工場ですが、横浜の関内という1等地に居を構えて
もう15年の歳月が経ちます。

従業員の数も初めの一人だけから現在は5人に増えました。
年商も10年前から3億以上をキープしてきました。
いつも私が思うのは、己晴さんの出来なかった商売を続けること
これを私は、曲りなりに続けてこれた、これに対する感謝の気持ちです。

勿論それを支えて下さったお客様に対しても当然ですが、
但し、私は非情な言い方ですが、その過去に買っていただいた方に
いつまでも頼るようでは会社は駄目になる、そう思います。

最大の理由は自分の商売、店の構成、商品の在庫など、
それらが買う側から見て、魅力が無ければたちまちそっぽを向かれる
つまり相手にされなくなる、
それを今まで何度も自分自身、また同業者で見てきたからです。

つまり相手が自分の期待以上のように動いてくれるのは
良くて半分以下、あるいは0%のこともあると、
そういうことです。

新年そうそう暗い話になりましたが、当然理由があります。
私の予想では今年は今までにない厳しい1年になるだろうと
そういう予感がするからです。

いつも言うように景気というもの急に良くはなりません。
反対に後退時期は、
ボクシングのボディブローのようにジワジワと効いてくる。

皆さんも今朝のニュースでご覧になった方も多いと思いますが
新年恒例の築地市場のマグロの初競り
確か2年ほど前、1億以上で売れたとか大きな話題になりましたよね?
今年は? 400数十万。
これではっきりと、商売人の景況感が解るでしょう。

これを読んでいただいている色々な職業の皆さん
浮かれるよりは気をつけるほうが正しいに決まっています。
私も今まで以上に精進をして、選ばれる立場でいることができるように
努力する、これを心がけたいと思います。

皆さんとともに、今年の暮れに良い1年だったと振り返ることができるように
一緒に頑張りましょう。
また、私にお手伝いできることは何用でも承ります。
お声をおかけください。

2015年1月5日P1050077.jpg


キャステルオート 代表
鞍 和彦
プロフィール

Castelauto

Author:Castelauto
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク