Dino GTS のお話。

皆さんおはようございます。

この白いディノは1974年に日本に入り、2007年まで33年間
埼玉の人がワンオーナーで所有していた車です。(年式は1972年式)
その間に刻んだマイレージは 僅か1000キロほど。イタリアにあった時の距離を足しても
7~8000キロと例を見ない低走行の車でした。
現在は色を当社で白に換え、関西で暮らしています。(元の色はオレンジ)
当社では今、この車を買い戻す準備をしています。
もし希望のある方がいらしたら声をおかけ下さい。
素晴らしい履歴の車です。
GTSでは非常に数少ない ヨーロッパのオリジナル仕様です。

CIMG3560_2981.jpg

CIMG3554_2975.jpg

CIMG3556_2977.jpg

CIMG3561_2982.jpg

全塗装のために一旦外したナンバープレートに注目下さい。
品川33がついています。これが1970年代に登録した証です。

CIMG3562_2983.jpg

それでは簡単にディノのクーペとGTSの違いを解説いたします。
1968年に発売が開始されたディノはアメリカでも非常に評判がよく
並行輸入で入れるディノが増えました。(1970年頃)
ところがその頃は、アメリカでの排ガス規制、安全対策(5マイルバンパー)などが
厳しく、ヨーロッパ仕様のままでは登録が出来ない州が多く(アメリカは各州によって
規制が変わる)急遽フェラーリ社はUS仕様を作る事に決めたのです。
特に大柄な体格が多いアメリカでは、トップを外せば頭が当たらない
GTSの人気が高かったため、其処に集中してアメリカ仕様を作りました。
GTSの全体の生産台数 1274台のうち(1972年から1974年にかけて)
8割がUS仕様と言われています。

GTとGTSの違いは見てのとおりでスパイダートップと言われる
ファイバー製の屋根が外れる仕組みになっています。
外したトップはシートの後ろに格納できるようになっており
その重さも軽いため 一人でも脱着は可能です。
その代わりというと、トップとボディの密着がよくなく
雨の日には必ずといってよいほど雨漏りがします。
ちょうど、運転している自分の左の膝の辺りにピラーからポタポタと
水が垂れてきます。タオルは必需品です。
サイドパネルのフレーム部分にGTよりも太い鋼管を使い
よじれを防止するように作りましたが、残念な事にあまり役にはたちませんでした。

ですので、箱根辺りの急なコーナーを攻めると、ボディがよじれるのが判ります。
でもこれも愛嬌で、それよりもトップを外して新鮮な空気、空を堪能するのが
この車の美点です。

私はシーサイドの頃からこのGTSもかなりな台数を販売してきました。
日本ではクーペのほうが人気は高いのですが、このGTSも捨てがたい
魅力があると思います。

次回はヨーロッパ仕様と、US仕様の違いについて解説します。






プロフィール

Castelauto

Author:Castelauto
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク