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久しぶりのラリーイベント フィリピンとの縁、その2

皆さんおはようございます。
本日、金曜日から軽井沢で行われるラリーイベントに参加します。
11月の軽井沢は朝晩冷えますが、今回走らせるのはヒーターの無い!!
MG TF1500(下の写真の車)です。

何故ヒーターが無いのか理由はわかりませんが、何しろ1955年の車。
文句を言っても始まりません。
それよりも、横浜から軽井沢まで約150キロ
イベント自体は二日間で400キロくらい。
なので往復の距離を考えると700キロ
MGがまともに走れるかの方が心配です。

先日、試運転も兼ねて小田原まで走りましたが
高速では80キロが一杯でした。
普段、AMGのSL63で高速をわが物顔で飛ばす私にとっては辛抱です。
ただ、私は車とはそもそもドライブを楽しむために生まれてきたもの。
なので、いくら古くてもその車の限界で元気に走らせてやりたい
そういう信念があります。
だからMGはMGなりに走らせたい、そういう事です。

昨今みなさん考え方がどんどん保守的になってきて、
自らの動く気力が衰えている気がします。
その大元の理由は日本経済の低迷、先行きの漠然とした不安など
確かに時代の流れと言えなくもありません。
しかし、黙して座っていたら「政治家」達が我々の為に
命をかけてこの国、また国民を守ってくれるのか?
はなはだ疑問です。
だからと言うわけではありませんが、
まずは自分の人生、自分の家族を一番大切な事とする
この考えが今、非常に重要です。
いつも言うように誰でも歳を取る、
人世は後戻りはできない
だから悔いのない日々を過ごすことが大事。
それに必要な金銭は稼ぐのが甲斐性というべきもの。

金は貯金するために存在するものではなく、
遣うためにあると定義するべきです。
勿論、有意義な使い方で。
だから貴方が車好きなら買える範囲の車を躊躇なく買いなさい、
カカァが反対する?
そんな情けない根性しかない男は何をやっても決断ができない
そう自覚するべきです。
もう一度言いましょう、
人世は一度きり、後悔は先に立たずと。

前回、ビラックの空港に己晴さんが迎えに来てくれたところまででした。
日本でシーサイドのショールームで、気難しい顔をして
朝から電卓を弾いていたころと違い
その頃は、真っ黒の日焼け顔で殆ど現地の住民と違い無いくらいでした。
己晴さんが運転するトラックの荷台に乗ると、舗装もしていない
でこぼこ道を走り始めました。
約2時間くらい走ると、ようやくカタアンドネスの町に到着しました。
町と言ってもまばらに人家が点在する片田舎です。
すると今度は船着場から小さなバンカーボートに乗れと言います。
バンカーボートとはフィリピンによくある、
両側に竹を束ねた浮きのようなものを付けた船。
まるで湖面のような波一つない海を20分ほど走りました。
ようやく見えてきたのが己晴さんが購入した小さな島。
船着場に降りると、山の反対側まで歩くといます。
まるでジャングルのような道を歩いていくと、あたりはもう日が暮れて
月明かりが頼りの暗さ
すると前方の木がぼんやりと光っているのが見えました。
近くまでいくと、それは蛍の大群、
それが一つの木に群がって点滅しているわけです。
昔のことわざに、蛍雪時代 という言葉があります。
蛍の明かりで雪の日も学ぶ という意味でしょうか
それもまんざら嘘ではないくらいに灯りとして灯っておりました。

ようやく島の反対側に辿りつくと、バンガローみたない小屋がいくつか点在し
真ん中の少し大きい小屋で従業員?達が出迎えてくれました。
みんなニコニコして笑顔です。
その日から3日間滞在し、南国の島を満喫しました。
シャワーなど無いので、現地のスタッフが汲み上げてくれる井戸水を
頭からかぶるというシンプルで気持ちの良い生活でした。

己晴さんにとってはこの島が最後の住みか
自分の楽園という考えだったのでしょう。
私も現在従業員を5人抱え、自分よりもスタッフの生活を
気にしなけれなならない立場。
己晴さんは当時シーサイドのスタッフ、全員で20人くらいいましたから
その家族を養っていかなければならない立場

それと比べてフィリピンでの生活は刺激は無いかもしれませんが
気が休まる場では無かったかなと思います。
このブログの読者の皆様もいずれかは会社をリタイアして
その後の生活のプランを考えなくてはならない世代、
己晴さんの生き方が少しでも参考になれば幸いです。

私? 
私は己晴さんほどフロンティアスピリットがありません。
家の近所、5分か10分以内にコンビニとラーメン屋が無ければ
嫌だという我儘な男です。
なので今の暮らしが向いているのでしょう。

ところでしばらくぶりに、在庫セールを行おうと思います。
今回は 
デトマソ、パンテーラ
MG TF  (フルレストアです。町で見かけるボロではありません)
この2台です。
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特に最低価格は設けませんので、ご希望の値段をメールか、お電話で
連絡ください。
両者とも登録済みです。
電話は 045-663-4660 フロントしのもとまで。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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