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LP400のお話。

皆さんおはようございます。

今回のカウンタック コンプリートファイルは 非常に好評の様で
現在在庫が無くなっている本屋さんが多いようです。
週明けには届くと思いますので、是非手に入れてください。

そこでおまけとして今回のファイルに使用したLP400の経緯を少し
振り返ってみようと思います。

ご存知の様に私は1974年の4月に横浜にありました、シーサイドモーターに
入社しました。
次の年、1975年の初めころにLP400 カウンタックの1号車が来日しました。
ボデイカラーは ブラックメタリックで 内装の色はタンというブラウンカラーでした。
その後、LP400の新車は順次輸入され新車として10台くらい、中古車は
例のスーパーカーブームもあってか20台以上日本に入りました。
実に総生産台数 150台のうち20%も日本に一時あったわけです。

今回のLP400はその当時日本に入ってきた固体で、どうやらシーサイドが
当時の名古屋の代理店だった、サンワオートに販売した固体の様です。
理由はカナダのオーナーが持っていた日本の抹消証明書に名古屋の持ち主の
名前と、登録した1976年の記載があったからです。

当時何台もLP400は扱っていたので、私自身はこの固体の事は覚えてはおりません。
ただ、カナダでこの車を見た時は、急に懐かしさがこみ上げると言うか
なんとしても日本に戻したいとの思いがめぐりました。

DSC05387.jpg

DSC05396.jpg

このときは12月でカナダのカルガリーでは外気温 マイナス20~25度でした。
ですので、試乗など出来るわけがありません。道路は全部アイスバーン状態。
ところが、エンジンを始動すると つき物のマフラーからの煙も少なく
アイドリングも安定し、エンジンからの音も澄んだ良い音でした。
ここらは30数年のキャリアが活きるわけです。

DSC05417.jpg

これが日本に運び 当社のガレージに入れたときの画像です。
奥はロンドンから入れた 400Sです。

LP400 in garege 040

ここから今回の本で紹介したレストアが始まったわけです。
是非、その中身はご自身で御覧下さい。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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