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ミウラと銀座の女

皆さんおはようございます。

今日はタイトルからして意味深なブログですよね。
理由は先日、グリーンのミウラを納車に行った時から始まります。
この車のオーナーは渋谷に住んでいらして、車は大型の立体に停めています。
私がいつもの待ち合わせ場所である、代官山のカフェミケランジェロに行き
そこから運転の指導もかねてオーナーにドライブしてもらいました。
彼は昔はポルシェのマニュアルを乗りこなしていたようで
なかなか難しい坂道発進も上手にこなし、私の及第点をもらいました。

ガレージに着いて表の道路に一時停めていると
通りすがりの3~4人くらいの男性が、皆、足を止め眼をキラキラさせて(そんな感じに見えた)
ミウラを見ています。
一人の人が「写真を撮っても良いですか?」と聞いたのでOKと言いました。
その時はオーナーがドライバーシートに座っていたので、
まるで芸能人がフライデーあたりのカメラマンに写真を撮られているような状態でした。

勿論彼等の目的はミウラだったでしょうが、その被写体の持ち主である
オーナーも悪い気分では無かったと思います。

その中の一人と少し立ち話をしましたが、やはり年齢は40歳代
僕は子供の頃の憧れがこの車だったんですよと、、、、

例えは悪いけれど
吉永小百合さんが子供の頃の憧れの人だったとして、
その彼女が突然自分の前に現れたと、
しかも若い頃のまま、むしろもっと綺麗になっていたら?
当然感激するでしょう。

そう、生身の女は年を取るけれど、(吉永さんは別格で本当に品の良い年の取り方をなさっている)
車は年を取らない、丁寧なレストアによって、半永久的な美を保てる。
ここが今日のお話のポイントです。

いくら憧れの車であってもボロボロの状態で現れたらどうですか?
「やっぱり年月には勝てないのかな~」 
と、がっかりするでしょう。

ミウラは今年で42歳です。
その42年間の色々な事、オーナーが何人も代わったり、
走り廻ってエンジンがくたびれたり、
陽にあたって、塗装がくすんだり、ひび割れてきたり、
シートも乗り降りで当然皮も痛むでしょう。

それを42年前の生まれた時の、正に新車に戻すのが
究極のレストアです。

そこで一番重要なのがその対象物の、新車、あるいは新品当時を
その作業を行う人間がよく知っているかどうかという点です。

当たりまえですが、車なら1台よりも2台、2台よりももっとと
数が多いほどその平均値を覚えますよね?

先日、とある地方都市でディノのレストアを3台も行っていると言われる
工房の現車を見ましたが、
残念ですが、かなりポイントがずれていました。
その理由はオリジナル、つまり新車の時の状態を知らないからです。

キャステルが現在沢山の人からそのレストアの技術、その仕上がりを
評価されるのは、謙遜ではなく、たまたま私がその時代にそれらの
車が新車、あるいは新車に近い状態の時に現場にいたからです。

その当時の記憶を再現させ、更に最新のテクノロジーを上手く融合させる
これがキャステルの最大の強みであり

しかも井の中の蛙にならない様に、レストアの先進国、アメリカであり
ヨーロッパ各国に100回以上も出かけ、自分の眼で最高と言われる
程度を見聞きしてきたこの経験と、それに費やした時間、経費は
誰にも真似できないと自負しています。

このミウラのオーナーがお礼のメールをくれて
その返事として私が書いたのが

5000万も出せば銀座の一流どころの女も口説けるかもしれないが
その後が大変。
しかも女は言う事を聞かない。

でも車は餌(ガソリン)さえ与えてやれば、だまって付いて来る(走る)
しかも生身の女は歳をとるが
車は定期的に美容(レストア)をしてやれば永久的に美しい。(自分が死ぬまで)
しかもこの間の様に、ミウラを持つ事でヒーローになれる。
貴方はラッキーボーイですね。
と書きました。

どうですか?
貴方もキャステルを通じてラッキーボーイの仲間に入りませんか?

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お越しをお待ちしています。






プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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