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何故365BBがアイコンなのか?

皆さんおはようございます。

時代と共に人々の生活も変わり、それに伴う道具も変わります。
例えば「自動車」
今から40年前、
日本車も、外車も殆どキャブレターが付いていた。
フェラーリも例外ではありません。
12気筒で言えば初のインジェクションは4シーターの400、
ミッドシップでは1980年に登場した512BB インジェクション
これが初めてです。
この512の元祖が今回お話しする365BB
1973年ヨーロッパのモーターショーでコンセプトモデルが発表され
1974年から生産が始まりました。

フェラーリの12気筒フラッグシップモデルはこれ以前 365GTB/4 ディトナ
これが務めておりました。
どこが違うのか?

1 フロントエンジンからミッドシップ搭載に転換
  それに伴いミッションも設計変更し、エンジンと一体化させ、上下のダブル搭載にした。

2 エンジンをV型から水平対向180度に変更 ここからテスタロッサが終わる
  1994年まで 実に20年間もこの方式を採用した。

3 キャブレターをウエーバー ツインチョークからトリプルチョークへ変更
  ちなみに、このトリプルキャブは、ポルシェの一部と、ランボルのミウラ、このBBだけ。

4 空気力学を使い、風洞実験でデザインを決定 これがフェラーリ初

5 屋内のデザインもかなりモダンに。

6 メーターを全て電気式にした。しかもメーターの照明は初のオレンジ
  夜間の走行では 近未来の車のように見えた。

ざっとあげましたが、デイトナがクラシックフェラーリとすれば、
BBはそれまでの全てを一新した、
新しい時代のスポーツカーのトップに君臨するモデルとして開発されました。
コンセプト的には当然、最初の365BBがその後の512BBよりも
集中してフェラーリの設計人の熱意が込められています。
それは、最高の性能を求め、最高のコンセプトを表す
その熱意です。

幸い私はシーサイドモーターに1974年に入社したので、
この365BBの日本初上陸した個体から、512BBキャブ、512インジェクション
まで全てのBBシリーズを新車から経験することが出来ました。
365BBにおいては、新車5台、その後入荷した中古10数台合わせて
20台くらいの個体と対面し走らせました。
1974年から1980年までのシーサイドの在籍時代に。

なので、日本で一番365BBを知る男と言って過言ではありません。
そして一番大事なのがその評価
答えは、「最高のスポーツカー」
この一言です。
エンジン、足回り、ブレーキ、ミッション、とにかく走りは最高!
私の長年のお付き合の「池澤さん」が
この車となら死んでも良いと、
名セリフを残したのもこの車です。

但し、ファーストモデルにつきものの初期トラブルも多々ありました。
なので、フェラーリ社は、よりイージーに乗れる512BBにモデルチェンジし
最終的にはインジェクションにまで設計変更したのです。
なので、もしこの365BBを自分の車として購入するのなら
完璧に内容を把握している専門家が必要です。
日本国内には私一人です。オーバーではなく。
是非、当社をお訪ね下さい。
より詳しく、現車をみながら教えます。

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販売車両の情報はこちらです。


プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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