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最近思う事。

皆さんおはようございます。

誰でも経験があると思いますが、10代の時、
まだ先が見えない、社会人になったら自分は通用するのか?等々
ふとした拍子に不安な気持ちになる。
これが青春と言えばそれまで。
事実今や人生の大ベテランの私も学生の頃は、
卒業して社会人になったらまともに仕事が出来るのか?
自分と言う人間が社会に通用するのか?  
などと考えました。
大げさに言えば、大人はすごく難しい仕事をこなし、生きているのか?
実際はそれはまるで漫才のようにおちゃらけで、
大半の大人がのんびりと時間を過ごしていると。

私がシーサイドモーターに入社した時も、
営業職に就くと言う目標は決まっていましたが
まあ其処の部分は甘くは無くて、1年間は下働きでした。
けれど、とりあえず朝から晩まで与えられた仕事をこなしていれば、
給料と言うお金が貰える。
これは大層嬉しいことでした。
学生運動をいくらやってもお金にはなりません。
すると次のステップは、もっと沢山のお金を貰いたい、
ショールームに入っているカッコ良い車を自由に運転してみたい。
こうなります。

なので私は2階の工場の部品管理の合間に、下のショールームに降りて行っては
当時の営業部長に、なんとか下で営業の見習いをさせてください
と毎回頼みました。
その頃の営業達は4人くらい、
皆スーツを着こなし、皮のブーツを履き、髪型もビシッっと決め
いかにも高級車を売る雰囲気です。
あとで分かった事は大して売れていませんでしたが。
理由は商品知識が無いから。
けれど私は小さいころから車が大好き、片っ端から広告を出していた
カーグラフィックやら、モーターマガジンなど読み漁りました。
だから、フェラーリの歴史や、ランボルギーニの創立者など
かなりな知識がありました。
足りないのは実際に運転したことが無い事だけ。

営業の最初の仕事は電話番です。
ほぼ一日中、デスクに座って、ひたすら電話が鳴るのを待ちます。
50回の内一度くらいが車の問い合わせ。
相手はポルシェから乗り換えようかなどの
詳しい人から、全く知識が無い人まで。
それらの人と対話することで少しずつ営業のコツがわかり始めました。
電話は相手の「顔やスタイル」が見えない分、話し言葉、特に敬語の使い方が
要点です。
幸い私は学生時代の「政治闘争運動」で目上の人や、学校の先生やらに
話す機会が多かったので、特に苦労することなく相手と会話が出来ました。
ただ、今考えると電話で相手に好印象を与え、実際に会ってみたいなと
思ってもらえるような喋り方、話の流れ、
これ等はかなり「高度な技術」が必要です。

冷たすぎず、また妙になれなれしくはならないように、細心の注意が必要です。
この基礎的な部分を習得するまで約3年はかかりました。

では実際にショールームを訪れるお客と対面した時、何を注意するか?

次のブログでお話しします。


プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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