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フェラーリ 365GT/BB

皆さんおはようございます。

365BB connu-1
365BB connu-5
365BB connu-6
365BB connu-7
365BB connu-8


この通称 365BBについては今までもさんざん語り尽くしてきましたが
結論から言えば、言葉で語れる情報には限りがあると言う事。
やはり一番良いのは、実際に自分でアクセルを踏み込み
自分でその加速を感じる事。
ただ残念な事に、この車は1975年を最後に生産が終了し
既に43年間も時間が過ぎた「ビンテージカー」であること
しかもその市場評価は年々上がり、現在は5000万以上
そうなると誰でも簡単には手に入れる、あるいは隣でも良いから走る車に乗る
これが難しくなる。

しかも40年も時間が経てば、それぞれの個体差が開いていくのは当たり前
フェラーリのフラッシップだからいつまでも状態が良いと言うのはただの希望
現実には金属でできているボディ、
フロントカウル、リヤーカウル、ドアーパネルはアルミ製
センターセクションはスチール
この画像の色で分かるよね
365BB connu-10

どちらも保管が悪ければ腐る
屋内はシート、ドアパネル、ダッシュボードはレザー
ところがレザー、つまり牛皮は天然の物
なのでこれも手入れ、保管が悪ければ、必ずくたびれる。
重たい人間の重量を支えるシートは当然革は伸び、中のウレタンはボロボロになってくる。

また肝心のエンジンもしかり
走行距離にもよるが大体5万キロを境にエンジンにも疲れが見えてくる。
コンプレッションの低下、ピストンリングの摩耗による排気ガスからのオイル漏れ
動力を伝えるミッションも必ず摩耗する
人間で言えば脚に当たるサスペンションもしかり

私の感覚では新車から特に大きな手入れをしなくてもすむ期間
これは約20年
つまり1988年以前の車は何かしら修理が必要になると言う事。
フェラーリで言えば、328GTBの頃だね。
12気筒で言えば テスタロッサか。
これらを値段が安いと考えて手を出すのはかなりのリスクがある。
理由は上に述べた通り。

さて今日の本題 365BB
私は日本一号車の個体からその後中古車もいれて
約35台は見て、走らせてきた。
つまり良い所も悪い所も全て知るマイスター
そこで今回は簡単に◎と×を説明しよう。

◎は
1、車体が軽い 何と比べて?次の512BBとの比較
2、エンジンが高回転型、トルクカーブの山が高い
比べて512BBはフラット
3、ボディデザインがシャープ フロントはボートノーズと言い余計なスポイラーが無い
4、リヤーのテールレンズは伝統を継承し、片側丸目3灯

×は
1、最大の欠点がデフギヤーの改良が間にあわず、消耗が激しい事
最悪、デフのベベルギヤ―が割れたり、欠けてミッションケースにヒビが入る
5万キロ以上走行している36BBはそのリスクが必ずある。
と言う事は、今残っている365BB全てということ。
確率は5台に一台、20パーセント。
悪いことにそうなったときに換えの部品が無い、
512BBの部品が使える? それは間違い。
それを調べる方法、デフミッションのオイルを換えてそこに金属片が無いかどうか確かめる
少しでもそれがあったら「ヤバい」
貴方は20パーセントの確率で壊れる確率の車を黙って買いますか?
それを知らないで販売している車屋があるのも事実

では、キャステルの場合は?
在庫しているブルーの365BB
勿論 デフミッション そしてデフケースまでもつい最近新品に交換済み
それが専門店の良識と言うもの。

2、365BBは前後とも7.5Jホイールを履く、512はリヤーが9J
なので比べたらコーナリングがニュートラルに近く、繊細。

他に大きな欠点は無い。
この個体は、365BBの欠点である、クーラーも改良して非常に効く
365BB 2018-2
365BB 2018-1
365BB 2018-3
365BB 2018-4

いつでも試乗OK.
045-663-4660
フロントしのもとまで。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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