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スポーツカーとは非日常を味わう道具

皆さんおはようございます。

私はスポーツカーを専門に取り扱う仕事に1974年以来
44年間従事してきた。
その間ありとあらゆる種類のスポーツカーに接してきたが
印象に残る車はと問われ、その答えを一言でと言えば
「死の恐怖を味わわせてくれる車」
と言うと、大概の方は
なんで車に乗って怖いめにあわないといけないんだ?
あるいは、そんな車には乗りたくない。
安全が第一だ。
それが一般的な回答
しかし、世の中死の恐怖とまでいかなくても、
その一歩手前の「スリル」を味わいたいという人は大勢いる。
その典型がジェットコースターであり、バンジージャンプなど、、、

では何故?
人は死と隣り合わせ、あるいは死の恐怖を味わったとき
初めて生を感じるから。
言葉で言えば、生きててよかった
生前私の父親が、中国戦線で敵と戦っていた時
凄惨な打ち合いをしていると、恐怖心がすっと抜ける瞬間があったと
述べていた。
つまり死の恐怖を乗り越えた瞬間があったわけだ。

幸い我々はこの平和な日本国に産まれ、生活し、
普通の生活の中で「死の恐怖」を味わう事はまずない
けれど、ぬるま湯のような日常では生きていることへの感謝の気持ちが
なかなか持てないだろう。

そこで今回の主題の「スポーツカー」の登場となる。
それも電子デバイスや、ハイテクに守られた「行き過ぎスポーツカー」
ではなく、非常にシンプル、しかも超ハイパワーな車だ。
それが私の大好きな フォードGT40
この車のオリジナルは1965年から数年に渡り、
「ルマン24時間レース」を席巻したレースカーだ。
時々オークションで見かける本物はボディがファイバーで薄く作られ
押せばへこむくらいのペラペラ。
但し評価は高く、レース歴にもよるが20億円以上はする。

代わって今当社にある、GT40、
こいつは50年以上も前に作られたオリジナルを
限りなく精密に再現したレプリカだ。
但しその拘りは約70%が当時のオリジナルと共通の部品を使用するという
徹底ぶり。
ボディはオリジナルと同じく、グラスファイバー製だが
非常に頑丈に作られ、手触りは金属の様
エンジンはアメリカのナスカーと呼ばれるオーバルコースを主戦場に行われる
レース用のエンジンのデチューン判
500馬力を発生する
しっかりとしたモノコック性のシャシーに載せられたボディは
たった1000キロ
しかしこの重さの中に現代版のクーラーがセットされている。
足回りは完全なレース仕様のピロボール。

そう書いてくるとこの車は街中では無理じゃない?
と言われるだろう。
ところが実際はそうではない。
私は以前、原宿の裏の通りにある美容院オーナーのリクエストで
横浜から走らせたことがある。
勿論注目度は抜群だったが、車は全然問題なし
7月の暑い日だったがクーラーをかけて水温もアルミラジエターのおかげか
全く問題なし。
よくできた車だと実感した。
但し、クラッチは重いし、排気音は相当に大きい
けれど、3000回転を超えたあたりから、この車の本性が出る
正に強烈な加速感。
1000キロのボディに500馬力あれば速いのは当たり前
そこで先程の「死の恐怖」の話になる
速い車には慣れている私でも2速、3速でフルスロットルした時の
加速感、その排気音、
ひとことで言えば、異次元だ。
けれど、現代のスーパーマシーンとは真逆
比べるなら、新幹線で250キロ、そのスピード感を
このアナログのGT40は、わずか100キロで味わわせてくれる。
だから逆に安全ということ。
この車で空いている首都高、あるいは峠道
そこらを1時間いや30分も走れば、貴方は正に生きている実感
スポーツカーとはこうあるべき、それを肌で耳で体感するだろう。

私は誇大なセールストークは嫌いだ。
実体験、ウエルカムだ。
045-663-4660
フロント しのもとまで。

これがオリジナルのGT40 アメリカ人のプライドだ。
それまでフェラーリ、ポルシエの独壇場だった ルマン24時間を
フォードが初めてトップの座を奪い取った記念すべきレースカー
DSCN0871.jpg
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当社にあるGT40は シャシー、ボディを南アフリカのヨハネスブルグで作り
船でニューヨークまで運ぶ、其処からトラックでロサンゼルに回送し
そこでエンジンを載せ、最終組み立てをするわけ、
つまり日本に来るまで地球半周以上を回る。
画像は南アフリカの組み立て工場
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完成した車両を、ロサンゼルで撮影
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最後に日本に運ぶ前にLAで撮影した動画をご覧ください。


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