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モチベーションについて

皆さんおはようございます。

人間は朝起きて会社に行き、
仕事をして時間になったらそのまま帰るか
あるいは寄り道して仲間と酒を飲んだり、食事をしたり
そしていずれにしても家路に着く。
この繰り返し。
なかなか新しい行先や新しい出会い、それらを探すのは難しい。
しかも見て見ぬふりをしがちだが、
五体満足の健康が条件となる。
ベッドで寝た切りでは新しい行先どころの話ではなくなる。

つまり我々は、通勤電車の朝晩のラッシュで人がうごめく様に
集団の中でその一人として動いてはいるけれど、
その行為を支えるものは、安定した仕事であり、
安定した家族であり、一番大事な健康であり、
様々な要因が整って初めて集団の中の一人となしえる。
普通に生活をするだけでも結構大変な事。
人間は弱い生き物だから、食わなければ衰弱するし、寝なければ頭がボーッとなる。
おまけに嫌な事があれば気持ちが落ち込み、鬱になる。
なので、それらを普通の人より数倍乗り越えて、人の先を行く人間
それが時代のリーダーだったり、歴史に名を残せる人になるわけだ。

さて人間というもの、
大金持ちであろうが、貧乏人であろうが
生き物である限り「寿命」は決まっている。
先程、健康が前提と言ったが、
それでも現代で、平均が80歳前後、
江戸時代では50歳だった。
という事は、成人になった20歳から円熟味を増し何らかの分野で功績を残せる
60歳くらいまでの約40年間
これをどう使うかでその人の生きた「価値」が決まる。
私の場合、1974年の23歳から現在の67歳まで44年間
「車屋一筋」で生きてきた。

その職業がどれほどの人に、幸福感や満足感を与えてきたかは
自分で評価をするのは難しい。
それは与えられる評価であるからだ。
私も怠け者だから、その評価を高めるために
人より数倍努力したかと言えばそうでは無いと思う。
ただ一つだけ、この仕事を選び、それを続けてきた、
その長い年月に価値はあると思う。
車屋で10年以上続けるのは至難の業だから。

その長い間、どうやって成長してきたのか、
また、行動してきたのか、それを示す一つの指標がある。
それは海外視察だ。その一つのサンプルを見てくれ。

2009年7月21日 火曜日社長の一言
ぺブルビーチ コンクールにて。2007年
勿論今年も行く、1988年から連続21年間 そこに通っているのは
日本人で私だけ。
(筆者注、結局私は昨年の2017年まで30回連続でここに通った)

私はただの車屋。
其のただが、もしも人に感銘を また、憧れを得る仕事なら
これほど幸せなことは無いと思っている。

自分の作った作品が人に喜ばれる
これは陶器などの芸術作品と同じ感覚だ。

その感覚、実際の表現方法、
それらはいくら口で言っても伝わらない。あるいは文章でもだ。
だから私に会いに来てくれと言っている。

私は今年で58歳。(2018年現在 67歳)
江戸時代ならもう死んでる歳だ。
だからこそ、私の35年間で得てきた知識や経験を
出来るだけ沢山の人に話して伝えたい、そう思うわけだ。

例えばディノ、ミウラ等新車に近い状態から今までの流れ、
またその時々の状態、
それらをはっきりと伝承できるのは日本には私しかいない。

つまりもし貴方が私と話すという事は、
その35年分の知識を間接的に得られるということだ。

これって凄い事では無い?

車も多数の人間が知恵を出し合った結果生まれた作品。
だからこそ人間がその良さを直接対面で伝えなければと私は考えている。

それを億劫がって電子メールですまそうとか、
パソコンの中の知識で知ったような気になるのは間違いだ。

まず初めに人間ありき。

だから私に会いに来いと言っている。
別に授業料を取るわけでもない、ただし甘いモノは好物だが。

もう直ぐ8月だ。
イタリア人は8月に最低2週間は休暇を取って、バカンスを楽しむと言う。
かたや日本人。
お盆の前後4~5日は休むところが多いが、それもお墓参り、
親戚の挨拶等、とても休暇といえるものでは無い。

前にもこのHPで、イタリア人はマイペースだと言ったが、
簡単に言えば個人主義。
かたや我々日本人は集団主義。
誰かが右と言えば右、
不景気だと言えば、全員が不景気な顔をする。
此処に来て、長年による堕落で自民党が崩れてきた。
それ幸いと民主党が政権を取ろうとしている。
ただ、世間の声は別に民主党が優れているからではなく
自民党のていたらくに呆れた、
それが殆どの理由だ。
私もそう思う。
民主党が政権を取って、この国が劇的に改善されるか?
それは殆どムリだろう。
この国の官僚を頂点とする政治、政策のプロセスを
根本から変えるのは容易ではない。
かなり真剣にそれをやろうとしても、
集団主義に慣れた役所の手ごわい反発にあうだろう。

しかし変化は常に必要だし、数センチの進歩でも
後退よりは良い。
当社も此処に来て、皆さんの不景気意識? なのか
問い合わせ、会社への訪問などが以前と比べるとかなり減少している。
確かにディノや、ミウラなど高額な車を誰でもほいほい買えるわけは無い。
それは前から当たり前の事。
でも自分の身の丈にあった、車を探す、乗る、
これを停止しては駄目だ。
車が好きな男に取って、スポーツカーは永遠の憧れ、
石田純一も初めて買ったフェラーリの中で一晩過ごしたと言っているくらい。
その情熱を隠そうとしてないか?
周りの目を気にして。
あの清水草一サンも言っているように、今は100年に一度のチャンスかもしれない。
まあ、実際に海外で車を仕入れている私からすれば
価格の下落は意外と少ないが。
ただ、この日本ではかなりのフェラーリが、だぶついているのは事実だ。
この道35年の私にどんな事でも良いから相談してくれ。
適切なアドバイスが出来るだろう。
「今日のポイント」
こんな時だからこそ、自分の実力、意思の強さ、
それらを試せる、絶好のチャンスと捉えるべき。
人生、常にトライだ、前向きだ。
 

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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