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LP500R-4

皆さんおはようございます。

前回まで私が杉並の古いアパートに戻り(風呂も無く銭湯通いだったが、それはそれで楽しかった)
いろいろと策を練っていたところまででした。
そこで原宿というキーワードに絞ったところで思いついたのが、
私の車仲間の一人、細野輝(てる)ちゃんでした。
彼は私より2歳年上ですが、気さくな性格で仲の良い友達という感じでした。
それは34年たった現在でも全く変わっておりません。

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私はその後、ビンテージのフェラーリ、ランボルギーニ一筋の人生を
歩むことになりますが、輝ちゃんはロータス、それもヨーロッパ一筋の生き方を
選ぶことになりました。

ただ、なぜ原宿=輝ちゃんという関連が生まれたのには別の理由があります。
彼はそのころ広告代理店に勤め、(と言えば聞こえは良いのですが、銭湯の浴場に中にある
地元の店の看板広告を取ってくる仕事)を頑張ってやっておりました。
彼曰く新車でヨーロッパを買えたのも歩合で自分が頑張って営業収入を増やしたからだそうです。
仕事以外の趣味は車とナンパでした。
今どきナンパと言えば聞こえは古いですが、女を口説く定番です。
ただ誰でも上手くいくわけは無く、それはそれで高度なテクニックが必要です。
1、常に笑顔
2、軽いノリで声をかける
3、相手が緊張しないような場所を選ぶ(夜中に誰もいないところで声をかけたら変態と
思われます)
4、最後が成功させるための小道具です。
最近はどうか知りませんが、当時車は別にナンパの目的だけではなく
女を口説く上手なツールだったのです。
曰く、今度の休みに海にドライブに行かないか?とか。
相手が承諾すればドライブルートを研究し、レストランも選び
音楽はカセットテープにユーミンかなんかを録音して相手の機嫌を取るわけです。
その問題の車ですが、当然お店で配達に使うライトバンよりもスポーツカーのほうが
良いに決まっています。
最近は女性も目が肥えたのか、派手な車は却って敬遠するようですが、
当時はまだまだスポーツカーの威力?は大きかったのです。

ここで輝ちゃんに先ほどインタビューしたことを紹介します。
広告代理店の営業収入、つまり給料は毎月30~35万ほどもあったこと。
1974年当時私がシーサイドモーターに入社し、初任給は6万円でした。
当時の物価が現在の3分の1と考えると彼は約100万円の給料を得ていたわけです。
ところがロータスの新車はヨーロッパが定価、385万円
六本木のアトランティック商事というところがディーラーでした。
今の物価換算で約1000万円です。高いですよね。
輝ちゃんはロータスの前には1972年ころ出たばかりのフェアレディZ
新車で買っていました。私が親父に買ってもらったトヨタ初のスペシャリティカー
セリカ1600GTを乗っていたころです。
セリカの値段は私もよく覚えています。
一番高いグレードの 1600GTが 85万円くらいでした。
輝ちゃんの買ったフェアレディZは96万したそうです。
それと比べても輸入車というだけでロータスはかなりマージンを取って
高かったわけですね。

ちなみにシーサイドモーターで販売していた一番安いランボルギーニの新車が
ウラッコでしたが、会社がつけていた値段が 850万円
今の物価で言えば、 2400万円!!!
かなりな金額でしたね。勿論仕入れは半分以下だったでしょうが。

輝ちゃんはブルーのヨーロッパを新車で買った2年後に当時付き合っていた
八ッピーというロータス専門店の社長から47GT風のヨーロッパも購入し
2台体制としました。 そのころは羽振りが良かったんですね。
下の画像のオレンジがその47GT風、右のブルーが新車からいまだに持っている
スペシャルです。
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続く。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで1974年伝説のシーサイドモーターに入社。
46年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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