みなさん おはようございます。
日曜日は東京は蒸し暑く初夏を思わせる天気でした。
土曜日は親友輝ちゃんが横浜に遊びに来たので、
葉山の音羽の森ホテルに
連れて行き、ランチをご馳走しました。
いつものチーフ 鶴巻さんは健在でしたが ほかのスタッフがかなり入れ替わって
いたので、聞いたら退職したそう。
やはり一見華やかな仕事に見えるこの業界でも 長く続けるのは難しいようです。
さて、その輝ちゃんとの34年前のお話です。
私がラーメンをすすりながら、原宿=輝ちゃん を考えていたのは前回お話しました。
問題はその輝ちゃんとの交信の方法です。
今のように携帯がこれだけ普及し、電話一本かければ世界中どこでも繋がる時代ではありません。
会いたい相手と会うためにはその人がいそうな場所、あるいはその人の自宅
そこらに直接出向くしか方法がありません。
その日はうまい具合に日曜日でした。
ということは、普段通りなら輝ちゃんは原宿でナンパにあけくれているはず。
彼の名誉のために付け加えると、原宿でナンパは土曜日と日曜日。
それも車仲間と会ってだべることも目的の内でした。
ですので、原宿の駅のそばの表参道の一番人通りが多いところに
ロータスを停め、車を小道具にしながらナンパするわけです。
ねえ、お嬢ちゃん このロータスでドライブ行かない?
これを満面の笑みで軽く話しかけると、10人のうち2~3人は
話に乗ってくれたそうです。
野球選手で言う3割バッターですね。
彼がそういう習性であることは私は知っていたので、現地に行けば
多分いるだろうと。
ただ、その時点では仮に彼と出会えてもその後どうするか、
全くアイデアはありませんでした。
このような展開は時々出てきます。長く人間をやっていれば。
例えば、
夫婦喧嘩で女房が実家に帰ってしまった。
その時、携帯で帰ってこいよと電話するより、直接相手の実家に出向き
相手のお父さんや母親の小言を聞きながらも謝ったふり? をするほうが
効果はてきめんです。
あるいは会社で仕事のミスをして相手の会社に迷惑をかけてしまった。
直ぐに菓子折りでも持って謝りに行く、など。
とにかく思いついたこと、ひらめいたこと、周りに言われたこと
それらがあれば直ぐに一番良い方法を選び、行動に移す、
これがいつの時代でも大事なこと。
つまりうじうじ留まって考えているだけではラチも開かないし、解決もしないということ。
ダメで元々でまず動いてみる、そして動きながら考える これがベストだ。
ということで私は電車に乗って原宿を目指したのでした。
時間は夜の6時くらいか。
続く。