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F40

皆さん おはようございます。

フェラーリの限定生産モデルとして制作されたF40は、
その名の通りフェラーリ社創業40周年を記念して
当時存命だったエンツォの肝入りで制作発売された車です。
それだけにフェラーリのスタッフは、
「レースが三度の飯よりも好きだ」と言われたエンツォの意向を反映するべく
極限のロードゴーイングスポーツカー
つまり、
ほぼそのままでレースに参加できる位のポテンシャルを持つ車を目指して開発しました。

まず、ターボチャージングによる大馬力の獲得。
エアロダイナミクスを活かした高速走行での安定性を図れるボディデザイン。
しかも当時としては、かなり先進的な普通のファイバークラスで無く、
カーボンファイバーを用いて更に軽量化を目指しました。
また無駄な物をすべて省いたスパルタンなインテリアなど。
当初は、ドアーサイドのウィンドウも、軽量化の為、
レースカーと同じスライドウィンドウを持つアクリル製のものを標準仕様としました。
さすがに、これは利便性の問題ですぐガラスの普通のロールアップに改めましたが。

なので、発売と同時に世界的に大きな反響を呼び、
日本でもコーンズが第一号を入れると「カーグラフィック」が
独占取材をし、谷田部の高速試験場でカタログ通りの
最高速 300キロを叩き出しました。

私もこのコースを走った事がありますが、
オーバルコースのここは、ストレートで200キロ以上のスピードを出しても
ほとんどステアリングに舵角を入れなくてもオーバルバンクを回っていけます。
その際、私が運転したのは日産のスカイラインGTR
スピードリミッターを外したその車はストレートで250キロ以上出ていました。
そのまま直進するとオーバルに差しかかってバンクで曲がれるのは解っていますが、
アクセルを踏みっぱなしで行くと、
前方が壁のように見えて恐怖を感じたのを覚えています。
またバンクでは、かなりの「G」がかかった記憶があります。
なので、F40で300キロの時は、かなりの極限だったと思います。

以前、F40を買って頂いたお客さんとドライブに出かけました。
2台の内のもう一台は、当時泣く子も黙る 「ポルシェ959」 です。
行き先は東京から千葉の「潮来」
湾岸高速を成田空港方面に走りその終点が潮来です。
ここは成田を過ぎると交通量がかなり少なくなり、
その時は日曜日の早朝だったのでかなり空いていました。

最初私がF40を運転し、お客さんが959で後ろを着いてきました。
成田を過ぎ次の大栄インターを抜けると少し下り坂の長いストレートになります。
私はここしか試せないと思い、4速で7000回転まで引っ張り(250キロ)
ステアリングを左手で触るようにしながら、右手でシフトを5速に入れました
よくこういう場合ステアリングを強く握る人がいますが、それは間違い。
これ位のスピードになると車が勝手に直進しようとします。
特にF40は優れたエアロダイナミクスでレースカーと同じように
ダウンフォースがかなり強く、
「地面にへばりつく感じ」
だから300キロに達しても不安感はありませんでした。
ただし視界はものすごく狭く前方が細い矢のような感じ。
一般車の事もあるので数秒だけで私はアクセルを緩めました。

続く

下の画像は先日イタリアで購入したF40をジェノバの港まで運び、
コンテナに入れる際に撮影した物です。
これは後期型 1992年製
もう一台、1989年の前期型も近々購入します。

F-40 2019 -1
F-40 2019 -2
F-40 2019 -3
F40 2020 jun-1
F40 2020 jun-2
F40 2020 jun-3
F40 2020 jun-4
F40 2020 jun-5
F40 2020 jun-6
F40 2020 jun-7
F40 2020 jun-8

横浜には7月の終わりに到着します。
楽しみですね。
一億以上ですが価値がある車です。
程度の良いF40を買いたいなら経験豊富な当社に是非お問い合わせ下さい
ベストな物を選びます。
販売実績は25台以上です

ご相談は 045-663-4660 まで。




プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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