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F 40 はどんな車だ?

皆さんおはようございます。

90年代の最高のスポーツカーと言えば
この F40をおいて他には無いでしょう。
当初、企画段階では40周年を記念して 400台ほどの製造をもくろんでいましたが
結局 あまりの人気の高さ
また製造コストの割には 高値で売れた 当時ディ-ラーの正規価格は 4500万
おまけに丁度御大、エンツォが無くなった事が重なり
異常なほどのプレミアがつき、最高値 2億までいったのは皆さんご存じだと思います。
私も最初にこれを買ったのは1989年、
約1億円でした
バブルがはじけるとさすがに値は下がりはじめ、1992年頃には5000万に落ちていました。
そのときアメリカのヒューストンで買ったのが3台目
新車で後期型でした。
その頃も含めて今まで10台のF40を販売しています。
一言で言うと「一般の道路を走ることの出来るレースカー」
レースカーの常識とうり 徹底的に軽量化を図り
フェラーリの市販車では初めてボディ素材に カーボンケブラーを用いました。
これは炭素繊維と呼ばれる物で、以前のガラスファイバーよりも
軽量でかつ強度が高いのです。
そのかわり表面の平滑度は出すのが難しく
F40もよく見るとボディが細かく波打っています。
そもそも美では無く、機能を追求した訳ですので
ボディの表面にはケブラー独特の「網目模様」が出ています。
知識の無い塗装屋が 綺麗になれば良いだろうと
補修したときに 思い切りパテを塗りたくって
その「網目」 を消したという笑い話もよくありました。

そういうわけですので、内装も何一つ装飾はありません。
普通の車にはある床にひくカーペットもありません。
パワーウインドウも無し、
かろうじて、クーラーだけは付けてくれました。
初期モデルではドアーのウインドウ部分は アクリルで作られ
スライド式の小さな窓が付く徹底ぶり
さすがに不便だとクレームが来たのか、すぐにガラス製のドアガラスに替え
それでもモーターはつけず、手巻きにしました。
勿論シートもケブラーで作られ、薄いウレタンを張ったのみ
つまりレース用のバケットシートです。
F-40 2019 -3


では走行性能は?
次回を待て。

F 40 2020-aug-4

F 40 2020-aug-2

F 40 2020-aug-3




プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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