皆さんおはようございます。
私が最初に308GTBと出会ったのは、
当時シーサイドモーターで営業職に就き
毎日楽しく仕事を覚えていた1977年です。
ご存じの様に初期の308は、ボディがグラスファイバーで作られていました。
なので最初に見た時は何となく、ファイバー特有の「波」があるなと思いました。
友人、細野輝ちゃんのロータスヨーロッパを見ていたから解るわけです。
次いでエンジンをかけてみたら、
今までのエンジンのカムシャフトをチェーンで駆動する。
独得の金属音が無く、キャブレターの吸気音がはっきりと聞こえる。
まるでモーターの様な新しい感覚でした。
この2年前には308GT4というモデルで
同じエンジンを搭載した車に触れていたので特に驚きはありませんでしたが、
GT4とはまるで別物のピニンファリーナ製(デザインは後にF40をデザインした、あのフィオラバンティ氏)
美しいデザインを見て、ディノから見た次世代のフェラーリの方向性を感じました。
キーポイントは8気筒です。
6気筒でもなく、12気筒でもないコンパクトな8気筒は、12気筒の滑らかさは無いけど
6気筒の荒々しさは影を潜め新時代の到来を予感させるに十分でした。
その証拠に、その後フェラーリ社は2021年の今まで改良を重ねながら
8気筒エンジンを作り続けています。
あの偉大な? 「F40」も同じです。
この308を持つという意味は、
フェラーリの大きな転換期の初代モデルを所有するという意味です。
だから私はパワーでは328に負けても、308のほうが走らせて感慨深いものがあります。
何しろ初代から見て43年も時間が経っている訳なので。
そして今回お客様からのリクエストで
308GTBの1980年型を輸入販売しました。
77年の初代と違うのはボディがスチールに変わったこと。
やはり生産性の問題がファイバーにあったのでしょう。
その裏には評価が高くなり、量産性を図るためと、
先に述べたボディのフラットさを求める意味があったと思います。
エンジンは初代と同じ、キャブレター、ドライサンプ
昨日30キロほど走りましたが、綺麗に7,000回転近くまで周り
非常に楽しいドライブでした。
以前と比べたら相場が上がり、今や328よりも高いのが常識です。
その理由は先ほど述べた、初代の8気筒搭載車
その意義を世界のコレクター、カーマニアが認識し始めたからだと思います。
是非、ご相談ください。











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