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Maserati Ghibli

皆さん おはようございます。

今日は私の本職、車のお話です。
最近人生論的な話を多々書いていますが、
評価して頂けるのは有難い事です。

さて今日取り上げるのは、
名門マセラティ社の1960~70年代を代表する「Ghibli」(ギブリ)
この名前の由来は、当時マセラティ社が好ん付けていた
ヨーロッパ各地に吹く”季節風”の名前から来ています。
ギブリは、アフリカのリビアから地中海に吹く熱風の名前。
その他、
ボラはスイスのアルプスからアドリア海に吹く風
カムシンはエジプトの砂嵐の時の風の名前などです。

この車と私の初めての出会いは、
私がシーサイドモーターに入社した1974年4月のこと。
ということは、今から47年も前です。

当時本社ビルを建設中で少し離れた場所に仮社屋がありました。
事務所の横に倉庫みたいなガレージがあり、
その中には車好きの私にとって正に宝箱の様な景色が広がっていました。
ポルシェ911を始め、デトマソ パンテーラ 、イソ グリフォ
ランボルギー二は エスパーダ、ヤラマなど。
何故かフェラーリはありませんでしたが。。

私の一番のお気に入りは、このギブリでした。
仕事の合間にガレージで車を見るのが日課でしたが、
このギブリのドアを開けて、総革張りの少しカビ臭い匂いを嗅ぎ
深いシートに座り、「いつかはこれを運転したい」
それが入りたての私の夢でした。

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当時この会社は松沢社長、その兄である松沢会長、
その親戚の専務
営業部長 石橋さん
営業課長 樋口さん
などの陣営でした。

勿論、入ったばかりの私は雑用係
横浜駅から車で10分位の場所にありましたが、
毎日、銀行への往復、洗車、と忙しくしておりました。

少し慣れたかなと思い始めた7月頃、
全塗装が終わったばかりの綺麗なグリーンメタリックのギブリが届けられ、
松沢会長が「お前、これにガソリンを入れて来い」と言いました。
1キロ程離れたスタンドに行くのは初めてのこと。
私は平常心を装いながらも内心、心臓がドキドキでした。
車の運転は18歳で免許を取って以来。
ホンダのN360という軽自動車を皮切りに、ホンダのクーペ7
トヨタのセリカ1600GT と親父の脛をかじり続け
そこそこの自信はありました。
当時はクラウン、セドリック以外はすべてマニュアル車だったし。

でも左ハンドル、値段も私には想像もつかない高級車
しかも塗りたてでピカピカ。
緊張しない方がおかしいでしょう。
まだ日本国内では、
今みたいに外車が溢れている時代ではありません。
ましてや、マセラティとかは聞いたことも無い名門のスポーツカー
私は出来るだけ丁寧にドアを閉めシートに座りました。
するとシート自体がソファーのように広く
しかもポジションがかなり低く、
身長172センチの私でもステアリングの先にある
フロントノーズが全部見えません。

その後、フェラーリのデイトナなど多数乗りましたが、
このギブリは独特のポジションです。
クラッチはストロークが大きくアクセルを踏むと、かなり勇ましいエンジン音
フェラーリの12気筒と比べたら重厚な8気筒という感じ。
おもむろにシフトを1速に入れてみると、
結構シンクロが効いた良い感じの入り方です。
私はおもむろに長いノーズをスタンドに向けて走り始めました。
これが私の”マセラティ デビュー”
今ではどんな車を目の前にしてもビビることはありませんが、
誰にでもルーキーの時代はあります。

走行インプレッションは、
当時この車を10台以上乗った私にしか分からないと思う。
一言で言えば、豪華なグランドツーリングカー
低い回転数から大きなトルクを発生する V型8気筒エンジンは
同じ時期のフェラーリのフラッグシップモデル 365GTB/4 「デイトナ」
と比べると、明らかに性格が異なる。

フェラーリは12気筒、回転数も最大トルクを高く設定し
つまり高回転でエンジンのパワーを発揮する
レーシングエンジンに近い性格を持つ。
一方、マセラティはそういう「とんがったエンジン」ではなく、
あくまで優雅に、気品を称えた車の動力としての性格を持つ。
これは好みの問題だろう。
比べるとギブリは屋内が総革張り
デイトナは 質素とお互いの性格を表している。

今回紹介するモデルは、
ギブリでも1970年の後期モデルの SSと言われるタイプ
1966年のデビュー時は 4.7リッター
1970年になりSSと呼ばれる 4.9リッターに排気量が拡大した。
馬力は 375Hp
全長 4.6
全幅 1.8
全高 1.15
になる。
車重は 1530キロ
特筆は、パワーステアリングがこのSSから装備されたこと
それ以前はステアリングがかなり重い。
デイトナは据え切りは腕の力が無い男に男には無理。

一番大事な価格は、「3500万 プラスTAX」
写真で見るように これだけ綺麗な個体でこの値段
ディノより、はるかに安いのは驚きではないか?

マセラティの歴史に残る、この名車
デザインは当時「ギアー」に在籍していた世界最高のデザイナーの一人
「ジョルジェット ジウジアーロ」
どこを取っても文句は無い
是非買ってくれ。

問い合わせは
045-663-4660 フロント しのもとまで
あるいはメールで。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで1974年伝説のシーサイドモーターに入社。
46年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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