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プロフェッショナルの定義

皆さん おはようございます。

ここのところスポーツ界でメディアを賑わわせている「大坂 なおみ 選手 」
彼女が現在行っているフランスオープンの途中棄権を申し出たからだ。
それも健康上の理由で?
確かに心の問題は健康状態に入るのだろうが。。

この話を聞いて違和感を覚えたのは私一人で無いだろう。
「試合後のインタビューが嫌だ、だから受けたくない」
これは分る。

大相撲だって負けた力士が記者達の質問に一切答えず背を向ける事は多々ある。
けれど参加を決めてから、一度は戦い勝利し、次は棄権する。
それも心の問題で。
これは負けた選手からすれば侮辱以外の何者でも無いだろう。
次の試合を棄権する程「心が病んでた」相手に負けた。
もし私が当事者だったら、なおみに「貴方ふざけたことをしてるんじゃ無いわよ。
そんなに病んでいるなら、初めから大会に参加しなければいいじゃない。
負けた私の立場はどんなるの?」と声を大にして言うだろう。

今回の場合、何故それほどの責任が問われるのか?
それは単純な事。
彼女がプロの選手だからだ。

仮に、この大会がアマチュアの試合ならコーチが頭を下げれば話は済む。
「彼女は急に体調不良になりました」と。。。
けれど今回は間に入る人は誰もいない。
彼女自身のツイッターで一方的な宣言のみ。
これでは大会の主催者も、
彼女に数十億以上支払っているスポンサーも激怒して当たり前だ。
なぜなら彼女は、既にプロとして参加し、プロとして行動すべき立場にいるからだ。

常に試合ではベストを尽くし、プライベートでも善人の模範となる様な
生活態度を求められる。
確かに彼女の今回の行動は、芸能人に良くある「素行不良」では無い。
けれど自分が一旦プロという立場に身を置いている場合、
資格放棄するまで、その責任はついてまわる。

試合後のインタビューを拒否したペナルティも
日本円で165万くらいの罰金を科せられる。
けれど彼女の昨年の年収が66億円(そのうち広告収入が61億円)
だから165万くらい屁でも無い?
傍目にはそう見える。
もしも彼女が喰うや喰わずの貧困状態なら、
インタビューに応じないという選択肢は無かっただろう。

さて、今日の主題
何故、私が大坂なおみ選手の事を取り上げたのか?
表題にも書いた様に、「プロの定義」 これが要因だ。

何故なら私、鞍和彦、並びにキャステルオート
これはプロの組織、集団だ。(僅か5人だが)
その歴史は1980年から始まって今年で42年間

いつも良く自問する。
「私はプロとしてお客様に満足を与えてきただろうか?」

当社で扱う車は、ご存じの様に 「1970年前後のヴィンテージカー」
既に50年もの歳月を経ている。
けれど自動車として、置物では無く、
しかもスポーツカーとして並の車よりも高性能の車として生まれて来ている。
であれば、当然それらを購入希望のお客様は、
「きっと素晴らしい満足を与えてくれる車で有ろう」そうイメージするのは当然だ。
しかし、言うのは容易いが実行するのは難しい。
これはどんな世界でも同じこと。
ご多分に漏れず、車の世界も全く同じ。

まずは、それぞれの車達の「新車時の状態」これを再現すること。
当然それには充分な「知識と経験」が必要になる。
しかし50年前の時代とは?すなわち 1972年
この頃、車屋の仕事、しかもフェラーリなどの仕事に関わっていた人間
それは皆無だ。
唯一時代の生き証人と言われている私でさえ、
この仕事に入ったのは、1974年の4月から。
だから今の時代でも、「良い仕事」
具体的な言葉で言えば「新車状態に復元する」これが出来る。
勿論、沢山の仲間の協力、お客様の理解や後押し
これらが無くては出来ない相談だった。

だから私は、
これからもプロとして「プロらしい仕事」をきっちりとやっていく。
そう心に決めている。
その目的は、「お客様の満足の為」
大坂なおみ選手がプロとして見せるのが良いテニスゲームで有るなら、
私は「誰もが賞賛するビンテージスポーツカーを作ること」
これに徹して行きたい。
プロとして

1978年、新車の308GTBファイバーボディが来た頃 28歳くらい

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数年前の私
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プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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