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リトル モンスター Porsche 914-6 (1970年型)

皆さんおはようございます。

今日は珍しい車の紹介です。
ポルシェ 914-6
その名の通り ワーゲンと共同開発した914に本来のポルシェ製の6気筒
2000ccエンジンを積んだモンスターマシーン

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914/6の透視図
フロント・ストラット、ポルシェ初のコイルスプリングを採用したリヤ・トレーリングアームのサスペンション、
そして911のエンジン&ギヤボックスを前後逆に搭載したパワートレインなど、そのパッケージがよくわかる。
また、可能な限りタイヤを4隅に配置したワイドトレッド&ロングホイールベースのシャシーは、
現代でも十分に評価できる高いハンドリングとスタビリティをもたらした。

私のロードインプレッション
かつて、シーサイド時代にもこの914は数台手掛けたことがあった。
しかしそれから40年もの月日が経っている
どんな走りをするのか?
ただの古いスポーツカーなのか?
正直半信半疑だった.
ただこの目の前の綺麗にミッドナイトブルーに塗られたこの914は
ただのワーゲンの4気筒 1.7リッターエンジン(79馬力) を積んだモデルではない
スポーツカーの原点と言われる
ポルシェ 911
それの T 型に積んでいた2リッター 110馬力エンジンを搭載している。
しかも車重 僅か1000キロ
ディノでさえ 1240キロ
この軽さを活かせば遅いわけが無い
しかも正当なポルシェの水平対向 6気筒
昔、ポルシェ乗りの典型的な走り方と言われた
エンジン回転数を3500Rpm以下には落とさないドライビングテクニック
私はそれを心がけて走り出した。
アイドリングからのエンジンのレスポンスは非常にシャープ
いかにもポルシェと言う感じ
ミッションは独特の 「ミツバチの蜜が入ったボトルに箸を入れてかき回す」
よく言われたそんな感じ
フェラーリのゲートが出ているのとは対照的だ
だから慣れるまで少し時間が必要
クラッチは思いのほか素直で、デリケートさは無い
混んだ市街地を抜け首都高速に入り
セカンド、サードとエンジンレブ手前の6500回転まで引っ張ってみた
印象は引っ張るというよりも、エンジンが勝手にスンスンとトルクを増し
切れ味鋭く登り積めるという感じ
ようやく空冷のポルシェ 911に乗った時の印象を思い出していた
73年のカレラ RSがその頂点だが 今や1億くらいする
また、驚いたのがコーナリング
タイトなカーブでもステリングに応答し、非常にシャープだ
この点ではディノに完勝だ。
目いっぱいまで広げたトレッドが効いているのだろう。
ブレーキはいかにもと言う感じ

結論、この914-6は1970年当時に於いて、非常に優れたスポーツカーだった。
それから50年の時を経て、未だにその魅力は衰えてはいない
むしろ、現代の車が失った、車との対話、
自分が全てをコントロールする楽しさ
それらをこの一台で十分味わわせてくれる、
そんな魅力いっぱいのスポーツカーだ
是非、現車を見て確かめてくれ。
横浜のガレージにある。

価格は継続2年車検付き( 各種税金は実費)
税込み 1195万円
完全剥離の 全塗装 終わったばかり
電装関係 内装 リニューアル
ナビ付。
オリジナルステアリング 付き
クーラー 無し

試乗、問い合わせは
045 663 4660 しのもとまで。

プロフィール

CASTEL AUTO

Author:CASTEL AUTO
「子供の頃から純粋に車が大好きだった」

そんな無邪気な少年は自然の成り行きで
1974年、伝説のシーサイドモーターに入社。
49年経った現在も車に対する愛情と情熱は冷めやらぬまま
今日もひたむきに走り続けている。

キャステルオート
鞍 和彦

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